【元ネタ】史実 水滸伝
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】宋江 公明
【性別】男性
【身長・体重】166cm・58kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力D 耐久E 敏捷D 魔力C 幸運A 宝具A+
【クラス別スキル】
陣地作成:C
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
工房の形成すら難しいが、防御陣地としては頑健な山塞の形成が可能。
道具作成:-
宝具と引き換えに道具作成スキルは消失している。
【固有スキル】
カリスマ:C-
国や軍を統一する為の指揮能力や本人の持つ魅力などを統合したスキル。
体制に反抗するときにその真価を発揮するが、当人はさほど反抗的な気質を備えていない。
女神の寵愛:C
九天玄女の加護を受けているが、あまり役立ったことがないのでこのランク。
判定に成功すると九天玄女の支援が得られる。
ちなみに九天玄女は
イシュタルと起源を同じくする。つまり……
天魁星:A+
災いを為すという百八の星が転生した者たちの一人。
魔星の生まれ変わり、生まれついて災厄と業を背負う。
宋江はあらゆる窮地において、それを打破する援助や協力者を得られるが、
スキルが発動する度にランクが低下していき、最終的には効力が反転する。
天魁星は貴人星とも呼ばれ、精神面・物質面で困難に遭遇した際に援助・協力者が現れる天運を持つが、
五十歳を過ぎるとかえって煩わしさや煩悩を背負い込むこととなるという。
【宝具】
『替天行道・三天書(たいてんぎょうどう、さんてんしょ)』
ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:50人
九天玄女より授けられた三つの天書。
術者に適正がなくとも地脈の魔力を用いて術行使を可能にする。
ただし、任意の術を発動するには、その都度対応する記述を宋江自身が探し、読み解かねばならない。
宋江のキャスター適性は、この宝具に由来する。
『星主九宮八卦陣(せいしゅきゅうきゅうはっけじん)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:500人
かつて梁山泊に集った英霊、幻霊達を召喚し、陣形を為す。
喚び出された幻霊が百八の魔星の転生である場合、霊基数値を底上げし、英霊に相当する力を与える効果もある。
また、陣の内側に敵勢を引きずり込み、その行動を制限することもできる。
【解説】
北宋末において反乱の一つを指揮した人物。
また、それをモデルとした水滸伝の登場人物。
史実の宋江は河朔(黄河北岸)で反乱を起こした人物で
「斉・魏を横行し、官軍が数万人あっても対抗できない」と官軍に言わしめる活躍を見せ、
朝廷側は彼を取り込んで別地域で反乱を起こしている方臘を討伐せん、との献策さえあったという。
しかし、張叔夜に敗れ、降伏したという記述を最後に、彼の足跡は途絶える。
一説によれば、後に官軍の将軍となり、方臘討伐軍に参陣した、とも。
水滸伝においては及時雨または呼保義とあだ名され、山泊の好漢百八人中の序列第一位に数えられる。
小役人で、背は低く、色黒で、武芸の腕前も冴えないが、恵み深い人物であったため慕われていた。
しかし、義兄弟の晁蓋を逃したことを妾に知られ、脅されたために殺害。
追われる身となって諸国を流転しつつ、多くの好漢を梁山泊に導いた。
梁山泊に入った後、頭領の晁蓋に次ぐ地位を与えられ、朝廷が出陣させた梁山泊討伐軍の撃退に貢献する。
晁蓋の死後は頭領に押されるが固辞し、盧俊義に頭領の座を受け継がせようとしたが、
互いに譲り合った末に宋江が頭領になることが決まった。
しかし、宋江は皇帝への忠誠心を捨てたわけではなく、梁山泊を朝廷に帰順させるという決断を下してしまう。
以後、宋江と梁山泊の豪傑たちは、朝廷の企みによって他の反乱軍と次々に戦わされ、ことごとく勝利を収めるが、
かえって悪臣たちの恨みを買い、陰謀で毒殺されてしまうのだった。
自身の死を悟った宋江は、暴れん坊の腹心・李逵が自分の死後に反乱を起こさぬように、
彼を呼び寄せ、死出の旅路のともがらとしたという。
水滸伝中の宋江は、主人公ではあるが武勇も知略もなく性格も軽はずみで、なぜ高く評価されるのか分からない人物である。
人徳者とされるがえげつない策を用いることも多く、本国での人気も壊滅的。
他の主要人物たちの活躍の場を提供するための狂言回しと言ったほうが近い。
【蛇足】
身長六尺というが、身長六尺以上とされる燕青が171cmだったんで、それより低めの身長に。
最終更新:2017年03月26日 17:43