【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】ピエール・モリニエ
【性別】宝具により性別は可変
【身長・体重】通常時187cm・50kg、宝具による身体改造で質量は変化する。
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷D 魔力A 幸運D 宝具C
【クラス別スキル】
陣地作成:C
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
彼の場合、工房ではなくアトリエを作成する。
道具作成:D
魔術により道具を作り上げる能力。
彼の場合専ら「魔術的」と謳われる芸術作品を作り出す。
【固有スキル】
芸術審美:B
芸術作品、美術品の蒐集による知識。
芸術畑の英雄たる彼は多方面の芸術に造詣が深く、芸能面における逸話を持つ宝具を目にした場合、かなり高い確率で真名を看破することができる。
精神汚染:A+++
精神が錯乱している為、他の精神干渉系魔術を完全にシャットアウトする。
ただし同ランクの精神汚染がない人物とは意思疎通が成立しない。
彼の精神汚染は「妹」に関連した事柄に於いて顕著であり、「妹」が関わると最早手が付けられなくなる。
【宝具】
『融けて混ざれ、妹と私(モンタージュ・ル・フー)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
彼の「聖なる存在になりたい」という願いと、生前の所業が宝具化したもの。
所謂モンタージュ能力であり、視認した対象の身体的特徴を模倣しステータスすら完全に再現する。
更に一部分だけ模倣していく事で相手の身体能力の良い所取りが出来る。
なので聖杯戦争の組み合わせ次第では「ヘラクレスの腕を持ち、アキレウスの脚を持った、マタハリ」なんていう悪魔超人が完成してしまう。
なお身体に関係するスキルや宝具は模倣出来ない為、
仮に上記の姿になった所で「十二の試練」や「彗星走法」、「陽の眼を持つ女」は使用不可能。
【Weapon】
何の変哲もない拳銃。拳銃自殺をした際使用したもの。
生前銃を好んでいたため、弓兵には遠く及ばないものの射撃の腕はある。
【解説】
フランスの画家、写真家、人形作家。
近親姦、両性具有、屍姦、人形愛。ありとあらゆる倒錯を味わった最強の超現実主義者。
絵画の他、人工関節などを用いたオブジェやモンタージュ写真が特徴的で、自身が女装をした姿を撮影してはモンタージュ写真を作成するなど、前衛的で過激。
「魔術的」とも謳われる独特のフェティシズムに溢れる作品群は、ヨーロッパと北アメリカの芸術家に影響を与えた。
フランスの南西部で生まれた彼は幼い頃から好色家で、脚とストッキング、靴に執着を見せた。
実の妹を偏執的に愛していたが、流行り病で死亡してしまう。この時、妹の遺体と性的接触を持ち、射精に至った。また妹の死後も変わらず愛情と執着を持ち続けたという。
その後画家となり、女性の肉体の美しさを追求した官能的な作品を数多く生み出していく。
芸術家として有名になった後も彼の性世界は混沌を極めていき、晩年も自室にこもってエロティックなオブジェやモンタージュ写真を作る日々を送り続けた。
――――ともすれば彼は女性の肉体美を追求し続けることで、最愛の妹と一体となろうとしていたのかもしれない。
そんな彼の最後は拳銃による自死。
生前から病や老いによる芸術意欲の後退が始まる前に自殺すると豪語していたらしく、
その宣言通りの死は彼の人生そのものもひとつの作品として完成させ、謎めいた魔術的魅力をふりまき、熱狂的な支持者達の脳裏に焼き付かせた。
最終更新:2017年08月13日 07:14