ペリノア王

【元ネタ】アーサー王伝説
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】ペリノア
【性別】男性
【身長・体重】185cm・86kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力A 耐久B 敏捷B 魔力E 幸運D 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:B
 魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等をもってしても傷つけるのは難しい。

騎乗:A
 幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。

【保有スキル】
蛮勇:B
 後先を省みない攻撃性。
 同ランクの勇猛効果に加え、格闘ダメージを向上させるが、
 視野が狭まり冷静さ・大局的な判断力がダウンする。

反骨の相:D
 一つ所に留まれぬ気性。
 本質において遍歴騎士であり、王にも臣にもなり切れない放浪の星である。
 同ランクの「カリスマ」を無効化する。

黄金律:-
 富を生まぬ破滅した土地、『荒れ地』の王。
 聖杯探求によりその回復が成る以前に死んだ彼は、富の運勢に見放されている。
 運の要素が薄い手段を以てしか収入を得る事ができない。

【宝具】
『荒れ果つる禍の王圏(ゴオンデゼール)』
ランク:A 種別:対人・対国宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人
 国、国主、国権象徴に破滅をもたらす剣。
 ペリノアと彼の一族にまとわりつく 折れた/折れる 剣の逸話、その混合宝具。
 それは彼自身が王を選ぶ選定の剣を破壊した際の剣であり、
 ローグル王国全土を『悪しく醜い一撃』により滅ぼした剣であり、
 漁夫王の弟をその邪悪な甥が殺す為に振るった剣である。

【解説】
 カーボネック城があるリスティノワーズの、或いは島々の王とされる人物。
 パーシヴァルらの父。「パーシヴァルの父」は元々名を書かれておらず、
 後にパーシヴァルの父ないし近親としてペリノア他幾つかの名が書かれ、更に後、
 息子に半世紀遅れる形でようやく本格的にキャラクターとして導入された。

 若き日のアーサー王に槍試合で勝り、剣で対等、格闘戦では圧倒する実力を持つ。
 物語における主要な機能は、選定の剣を破壊する事、円卓内の不和を描き出す事、
 とくにガウェイン兄弟の悪役性を山盛りにする事である。困ったもんだ。

 円卓に連なる“王”は物語においてしばしばアーサーの裁定を受けたり
 叛逆罪で告発される時があり、基本的にアーサーより下位に扱われている。
 しかし、型月版はコーンウォールのマークを王でなく公としている一方で
 ペリノア王を顧問監督官とし、彼は対等に近い立場だったのかもしれない。

 彼は方々で私生児を作り、しかもそのうち一人は「半ば力ずくで」産ませている。
 あまつさえ娘であるエレインをそうと気付かず見殺しにした事で、ペリノアは
 マーリンから「最期の時に信頼する人物から助けを得られず死ぬ」と予言された。

 詳細を問うアーサーに「他の者に話せばより悪い結末となる」と警告した上で
 明かされた事には、私生児の一人にして愛息トーに見捨てられて死ぬのだという。
 十年余り後、彼は森で遭遇した『殺された王の息子』の手で瀕死の重傷を負う。
 捨て置かれた彼は、傍らを通りすがる息子トーを見て「行かないでくれ」と叫ぶ。
 しかしトーは、助けを求めるこの声が、父の声でなく誰かのいたずらだと思って
 通り過ぎて行くのだ。かつてペリノアが、娘の叫びを素通りした再演である。
 やがて『殺された王の息子』が、先程の相手が父の仇だと思い至り、戻って来る。
 『殺された王の息子』ガウェインは、一切の慈悲をかけず彼の首を斬るのである。
最終更新:2017年08月13日 07:47