クアウテモック

【元ネタ】史実、中南米史
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】クアウテモック
【性別】男性
【身長・体重】198cm/89kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷A+ 魔力C 幸運E 宝具B

【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等をもってしても傷つけるのは難しい。

単独行動:A
マスター不在でも行動できる。
ただし宝具の使用などの膨大な魔力を必要とする場合はマスターのバックアップが必要。

【保有スキル】
対拷問:A
鋼の精神力、身体的・精神的苦痛に耐えうる強靭なメンタル。
魔術や呪詛による激痛にも耐え、拷問器具を使ったダメージはランク分相殺する。

黄金律:A-
人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。
アステカ帝国の莫大な黄金を受け継ぐ……が、その莫大な財宝ゆえに破滅へと繋がる。

守護獣化:B
「急降下する鷲」、鷲を自らのトーテムとしてその魂を宿す。
アステカのエリート貴族戦士団、クゥアクゥアウーティンと守護獣を同じくする。

【宝具】
堕ちゆく日輪(テノチティトラン・シウコアトル)
ランク:A 種別:対国宝具 レンジ:5-50 最大捕捉:10~1000人
アステカの人身御供神事、心臓を触媒とした儀式魔術によって生み出される魔力炉心。
人間の心臓を、莫大な魔力を生み出す魔力炉心に成形することが可能。一般人の心臓でも、
サーヴァントが数か月間 稼働可能な魔力を生み出す魔力炉になる。また使用される心臓が
魔術師やサーヴァントの場合は、その数十~数万倍の魔力を生み出せる。
さらに心臓の魔力を解放すれば恒星がごとき莫大な熱量を解放し、あたり一面を焼きつくす。
切り札としてアーチャー自身の心臓を魔力炉心に変え、一国をも焼き尽くす大熱波を放つ。
古代アステカでは太陽神ウィツィロポチトリが、夜神テスカトリポカに勝利して夜明けをもたらす
ため、人間の心臓を捧げたという。また太陽神は最終的に敗北するという終末信仰に結びつき、
つねに人間の新鮮な心臓を神に奉げることで太陽の消滅を先延ばしできると信じられていた。
そのためアステカの人々は日常的に人身御供を行っていた。

【解説】
アステカ帝国 第十一代皇帝クアウテモック。銘の意味は「急降下する鷲」。
コルテスと戦った九代モクテスマ2世の従兄弟。スペイン軍が持ち込んだ天然痘で死去した
十代皇帝クィトラワクの後継。先帝クイトラワクの妃であったモクテスマ2世の娘が嫁いだ。
エルナン・コルテスがアステカの首都テノチティトランを包囲すると、3ヶ月の攻防戦に耐えて勇敢に
立ち向かったが、脱出を試みる途中にスペイン軍に捕らえられて降伏し、アステカ帝国は滅んだ。
クアウテモックはコルテスの短刀を指さして自分を殺すように言ったが、コルテスは彼を殺さず、
勇者として手厚くもてなした。しかしそれは始めのうちだけで、その後は隠された黄金の場所を
つきとめるため凄まじい拷問にかけた。その後 反乱を企てたとの疑いにより、クアウテモックは
コルテスによって絞首刑に処されたという。
クアウテモックが王に即位した際のスペイン側の記述では「貴族と勇者のすべての特性を備えた
25歳の若者。きわめて美しいモクテスマの娘と結婚した人物」
メキシコでは国民的英雄であり、メキシコシティにはクアウテモックの銅像が建っている。

誇り高き若き皇帝、猛禽のごとき精悍な顔つきで、蛮性のうちに聡明さと王者のような気品を持つ。
白人、特に侵略者であるスペイン人を憎悪し忌み嫌う。マスターが白人の場合、速攻殺しにかかる。
最終更新:2017年08月13日 07:51