【元ネタ】戦国時代
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】丸目蔵人佐長恵
【性別】男性
【身長・体重】165cm・55kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力C+ 耐久D 敏捷A+ 魔力B 幸運C 宝具C
【クラス別スキル】
気配遮断:A+
サーヴァントとしての気配を断つ、隠密行動に適したスキル。
完全に気配を断てば発見することは不可能に近いが、攻撃態勢に移ると気配遮断のランクが大きく落ちてしまう。
【固有スキル】
縮地:B
瞬時に相手との間合いを詰める技術。多くの武芸者、武道が追い求める歩法の極み。
単純な素早さではなく、歩法、体捌き、呼吸、死角など幾多の現象が絡み合い完成する。
タイ捨流は新陰流の裏太刀や中国武術の動きを取り入れており、飛び掛り飛び廻って相手を撹乱して打つ技も多い。
忍術:A
丸目長恵は新陰流の裏太刀(忍術にも通ずる)を用いて相良家を探る間諜の摘発を行っていた。
また弟子である伝林坊来慶をはじめ、相良家の忍者は、その多くがアサシンを開祖とするタイ捨流を身に着けていた、とも。
外科手術:C
西洋外科医学によりマスターや自己、あるいは対象となる第三者の治療が可能。
宣教師であり西洋外科医であったアルメイダ神父より南蛮の外科医学を学んだと伝わる。
金剛王寶剣:-
対人魔剣。最大補足・1人(自身)。
「金剛ハ火ニ入ッテモ溶解セズ、水ニ入ッテモ溺レズ、古今ニ渡ッテ不変ノ強ミヲ云フ。
王寶剣トハ天子ノ天下ヲオ治メ給フ御剣也」と伝えられるタイ捨流極意の剣。
敵ではなく己の心の一部を斬り捨て、目的達成に必要な要素のみに純化させる魔剣。
状況に適さない心理的プロセス、必要のない技術への執着、枷となる人間性を、“心の剣”で斬って捨てる。
『天眼』が目的達成の為に自己の外の可能性を狭めるものだとすれば、これは目的達成の為に自己の内の可能性を狭めるもの。
“積み上げる”のではなく“捨てる”ことに要諦を置く、タイ捨流ならではの魔剣である。
【宝具】
『剣法自在(けんぽうじざい)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人
アサシンを開祖とする『タイ捨流』の理念――自在の剣法が昇華された宝具。
自在の境地にあるアサシンの攻撃(剣に限らない)は、あり得ざる軌道を描き、常に相手の不意を突く。
つまりアサシンの攻撃は常に不意打ちと同等の扱いとなる。
【Weapon】
『来国俊』
来一門を代表する名工、来国俊の作刀。
丸目蔵人はこの刀を愛用したという。
【解説】
戦国時代の武将、剣豪。
上泉信綱に新陰流を学び、後にタイ捨流を開いた兵法家として知られる。
剣術以外に槍術、薙刀術、馬術、忍術、手裏剣も精通。また、書、和歌、仕舞、笛などにも長けていたという。
相良家が島津家と戦った際に武功を挙げ、丸目の姓を賜る。
その後、兵法の修行を行い、やがては剣聖・上泉信綱の教えを受けてその高弟となった。
その後は武将と兵法家の二足わらじの日々を送るが、
相良家と島津家が大口城で戦った際、敵将・
島津家久の策に乗せられて敗戦、落城の憂き目を見る。
敗因を作った丸目は逼塞を命じられ、武将として積み上げた武名は泡と消えた。
以後、丸目は武将として立身する夢を捨て、兵法家としての道に邁進し、九州一円の他流の兵法を打ち破る。
その剣腕を見込んだ師は西国での新陰流の教授を一任した。
だが、師の没後、数年して『新陰流』の名を捨て、自身の流派『新陰タイ捨流』を開き、やがては『新陰』の二字も捨てた。
敬虔なキリシタンとなっていた頃もあったが、その信仰も捨てた。
兵法天下一を目指して柳生新陰流との対決も志したが、それさえも捨てた。
「タイ」という言葉には、「体・待・対・太」などの複数の漢字が当てはまり、
それらを捨てて雑念を消し去り、自在の剣法を可能とする、という意味合いがある。
剣の道を極める為に余分を“捨てて”きた彼にとって、積み上げるのではなく捨てる事に要諦を置くのは当然と言えるのかもしれない。
その後、タイ捨流は九州一円に広まり「東の柳生、西の丸目」と評された。
相良家は丸目を再び家中に迎え入れ、剣術指南として扶持を与えたという。
タイ捨流は新陰流に工夫を凝らしたものだが、中国武術の影響も大きい。
伝承によればインド、中国、日本の武道を取り入れ、真言秘教の法により完成されたものである、とされる。
最終更新:2017年08月13日 07:55