ローラン・グーヴィオン・サン=シール

【元ネタ】史実
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】ローラン・グーヴィオン・サン=シール
【性別】男性
【身長・体重】172cm・69kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力D+ 耐久E+ 敏捷B+ 魔力E 幸運D 宝具D
【クラス別スキル】
対魔力:E
 魔術に対する守り。
 無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。

単独行動:A
 マスター不在でも行動できる。
 ただし宝具の使用などの膨大な魔力を必要とする場合はマスターのバックアップが必要。

【固有スキル】
慎重主義:B
 防衛戦略を組み込んだ守勢の得手と、積極的攻勢の不得手さを示すスキル。
 同ランクの“仕切り直し”スキルに加え、対軍宝具に対処する際に有利な補正がかかる。
 その代償に、格闘ダメージを減少させてしまう。

傍若無人:C
 任地での奇行や、「スパルタ人」、「氷の人」、「梟」など非常に物々しい異名を得た彼ゆえのスキル。
 古代中国での故事がもととなった、唯我独尊の個人主義を示す。

【宝具】
『不壊なる猛禽(イブー・アンケッサブレ)』
ランク:D+ 種別:対軍(自身)宝具 レンジ:1 最大捕捉:100人
 自身の異名を、そのまま自身の肉体に最大10ターンの間投影する。
 「スパルタ人」の場合は、近接ステータス強化と高ランクの「戦闘続行」、「殿の矜持」の獲得。
 「氷の人」の場合は、敵味方を含む周囲の心胆を寒からしめる威圧の獲得。
 「梟」の場合は、高ランクの「気配遮断」と「気配感知」、近接戦闘で使用できる猛禽の爪の獲得。
 対軍宝具だが、基本的に付与される能力は「氷の人」以外は自己完結している。
 防衛に優れた将という逸話の元に成り立つ宝具なので、
 その特性上、発動の際には一度「受け」に回る必要があり、能動的な使用はできない。
 また、投影できる異名は一度に一つだけ。

【Weapon】
『シャルルヴィル・マスケット』
 モデル1777式。「梟」時には夜目も聞くため現代のスナイパーライフル並みの狙撃制度を発揮可能。

【解説】
 ナポレオンに仕えた元帥の一人。
 当初はローラン・グーヴィオンとして、ロレーヌ地方の皮鞣し業者の家系に生まれるも、
 家業を継ぐことを嫌って各地を様々な職を得ながら放浪。
 革命時に共和軍に入隊したころから、いとこと区別するためにサン=シールを姓に加え、
 入隊からすぐに将官に出世するも、熱烈な共和主義者ゆえにナポレオンからは疎まれ、
 元帥号授与はポロツク会戦で武功を挙げたのちの1812年と、全元帥のなかで三番目に遅い出世となった。
 ドイツ遠征でのドレスデン会戦では、防衛戦では見事な手腕を見せよく耐え忍んだが、
 逆にその直前の攻勢では不手際を晒した。
 百日天下の際にはナポレオンとそもそも関わらず、その後は1821年までに全ての職を辞し、静かな余生を送った。
 帝政後期の元帥で、活躍する機会自体が少なかったために知名度も低いが、
 ダヴー、マッセナに比肩しうる非常に優秀な元帥の一人に数えられることがしばしばある(文献によっては“不敗”と評されることさえある)。
 同じ元帥のなかではネイ、ダヴー、オージュローなどと仲が良く、
 特にネイに関しては、ワーテルロー後の裁判で彼を救おうと奔走するほどであった。
 清廉潔白ではあるが変人でもあり、戦場での奇行(教会に引きこもってバイオリンを弾く、帰宅する、等)の逸話が語られる。
 兵士一人ひとりに対して親近感がなく、冷たい印象を与えていたことでも知られた。
最終更新:2017年08月13日 08:12