ルイ=ガブリエル・スーシェ

【元ネタ】史実
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】ルイ=ガブリエル・スーシェ
【性別】男性
【身長・体重】184cm・93kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷E 魔力E 幸運B 宝具E
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

騎乗:C
 騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 野獣ランクの獣は乗りこなせない。

【固有スキル】
透過:D+
 清廉潔白なる人格から成る精神防御。
 暗殺者でも武芸者でもないので気配遮断は行えないが、
 市井の民の信頼を得てそこに溶け込むことで、“無力の殻”と類似した能力偽装を行うことができる。

護民のカリスマ:B-
 指揮統率ではなく、人心理解と統治に特化したカリスマ。
 市井の民が何を望むかを理解したうえで、それをどのような形で実現できるかの手腕。
 実績があることが前提となるため、ランクにはマイナス補正がデフォルトで附随する特殊スキル。

【宝具】
『二人の最優(ジュメール・マレショー)』
ランク:E 種別:対人(自身)宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
 後世の歴史家の言に曰く、「スーシェが二人いればスペインを平定・保持できた」とする逸話と、
 現地での優れた統治、敵にさえ尊敬された能力や人柄を象徴する宝具。
 自身の脳内に「もう一人のスーシェ」を顕現させ、同時に思考運営を行う。
 事実上の後付け第二人格で、能力・思考・思想、何から何まで本物と同じだが、
 互いが互いの知略を客観視できるため、脳の死角を埋める役割を果たす。

『理知なる牛角(タウロマキア・デ・ラ・ラショナリダー)』
ランク:E~A 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:2人
 「もう一人のスーシェ」を現実に顕現させる。
 彼の肉体を形成するのは、市井の民から得た“信頼度”という信仰であり、その性能は信頼度に依存する。
 (最低ランクの場合は片腕のみ。全身形成には最低でもC以上が必要)。
 最高ランクの信頼で形成された「もう一人のスーシェ」と行う連携攻撃は、
 どのような危機的局面も打破できる強力無比なものとなるだろう。
 なお、信頼度のゲージは、真名解放によって変動はせず、
 飽く迄市井の民からの心証によってのみ変動する。

【Weapon】
『無銘・剣』
 何故かサーベルではなく闘牛で使われるようなエスパダとなっている。
 「もう一人のスーシェ」も同様にこの剣を装備している。

【解説】
 ナポレオンに仕えた元帥の一人。
 ナポレオン本人や、後世の歴史家からは「最も優秀な元帥」と評されることがしばしばある。
 南仏リヨンの絹織物業者で何不自由ない生活を送り、当初は家業を継ぐつもりでいたが、
 革命が始まると共和主義思想に賛同して軍に入隊。
 故郷リヨンの叛乱や、トゥーロン攻囲戦にも参加(当時はナポレオンより階級は上)。
 イタリア遠征でのジュベール麾下を経て、マッセナ麾下に収まってオーストリア軍に対して勇戦。
 だが上官のマッセナの人柄を嫌い、折り合いが悪かったために、その武功が正当な評価を受けることはなかった。
 このころから徐々に閑職へと回されがちになるが、スールトを経てランヌの麾下に収まって彼の知己を得、
 アウステルリッツ会戦を筆頭に、彼の副将格として活躍。
 その後、イベリア派遣を経て半島戦争に本格参戦。サラゴサ包囲などで活躍し、
 アラゴン地方の行政官として公正な統治をおこない、現地民からも敬意を払われた。
 半島戦争での功績でようやく元帥号を授与されると、ナポレオン退位まで統治を保持。
 その後は王党派に一旦は靡くが、百日天下が始まるとナポレオンに再度忠誠を誓い、
 アルプス方面軍指揮を任され、これもよく戦うが、ワーテルロー敗報を聞き降伏。
 一時期ネイの逃亡に手を貸して貴族号をはく奪されて追放されるがのちに許され、
 それからは公職には就かずに静かな余生を送った。

【特記妄想】
 本来セイバー適正はないが、最優の元帥という後世の評価が一人歩きした結果、剣士としての逸話がほぼないのに適性を得るに至った。
 恐らく、神秘の隠匿に固執する真っ当な魔術師が召喚した場合、酷く弱いサーヴァントとして映る。
 だが巻き込まれ型のマスターに巡り合えれば、最優のクラスに恥じることなき性能を発揮できるだろう。
最終更新:2017年08月13日 08:18