【元ネタ】解放されたエルサレム
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】クロリンダ
【性別】女
【身長・体重】176cm・59kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力C+ 耐久C 敏捷A 魔力B 幸運D 宝具E
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
【固有スキル】
直感:B
戦闘時に常に自身にとって最適な展開を“感じ取る”能力。
視覚・聴覚に干渉する妨害を半減させる。
所謂「女の勘」も含み、何が真実かを見抜く効果もある。
【宝具】
『戦虎の徽章(ティーグレ・ディ・グエリエーロ)』
ランク:E 種別:対人(自身)宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
ランサーが身に着けていた虎の印の兜。
これを装着している者は“英霊クロリンダ”であると強制的に認識され、
身代わりなどの際には非常に有用。
これを装着しているランサーは常に真名を公表していることになり、
逆ペナルティ効果として多少の戦闘力ボーナスを獲得している。
【解説】
16世紀イタリアの詩人タッソの英雄叙事詩「解放されたエルサレム」のヒロインの1人。
女でありながらムスリム軍の中で三指に入る実力者で、主人公の1人タンクレーディと
ほぼ互角の武力を誇る。剣と槍による白兵戦だけでなく、弓矢や騎馬の扱いにも長ける。
エチオピア王妃の娘として生まれたが父は王でなく、王妃が聖騎士
ゲオルギウスを信望する余りに
懐胎して生まれた子である。この奇跡の出生の為か、エチオピア人でありながら肌が白く金髪である。
王妃は王に不貞を疑われるのを恐れて、娘を召使に預け、キリスト教徒として育てる様に頼んだが、
召使はムスリムだったのでクロリンダにムスリム信仰を教えた。
しかし聖騎士への唯一の敬意として、クロリンダは戦士として育てられ、逞しく美しく成長した。
クロリンダはある時、十字軍騎士のタンクレーディと出会い、お互いに一目惚れし合ったが、
二人は陣営を対する者同士であり、戦場で刃を交えることになる。
クロリンダは愛用の武具を失ったことで、タンクレーディからクロリンダと認識されないまま
一騎打ちを行い、激戦を繰り広げたが敗れた。
クロリンダは死の間際に自分の想いを明かしてキリスト教へ改宗し、
一方のタンクレーディは激しく嘆いたが、その後も十字軍として戦い続けた。
高潔な精神の持ち主であり、無実の罪で裁かれようとしているキリスト教徒の男女を救ったり、
自分がキリスト教聖人の子(?)であると知っても、死ぬまではムスリム戦士としての己を貫いた。
【コメント】
強く正しく美しく、女戦士を絵に描いたような人物。
しかしタッソさん金髪が好きですねぇ。型月のゲオルギウスは金髪じゃないんですけどねぇ。
因みにタンクレーディは史実のガリラヤ公タンクレードのことだが、
獅子心王からエクスカリバーを贈られたシチリア王タンクレードとは別人。
適正クラスは剣・槍・弓・騎。
最終更新:2017年11月05日 17:29