メゼンティウス

【元ネタ】ローマ神話
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】メゼンティウス
【性別】男性
【身長・体重】203cm・130kg
【属性】混沌・狂
【ステータス】筋力A 耐久A 敏捷C 魔力D 幸運D 宝具C
【クラス別スキル】
狂化:C
 幸運と魔力を除いたパラメーターをランクアップさせるが、
 言語能力を失い、複雑な思考ができなくなる。

【固有スキル】
騎乗:-
 本来はBランク相当の騎乗の才能を持つが、現在は愛馬しか乗りこなせない。

投擲:A
 持ち上げられる範囲の物体を弾丸として放つ能力。

拷問技術:D
 趣味で培った拷問技術
 拷問器具を使ったダメージにプラス補正がかかる。

【宝具】
『蔑みの暴慢王(コンテンプトゥル・ディヴム)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:10~20 最大捕捉:1人
 バーサーカーの投擲能力と愛馬を最大活用した最終奥義。
 標的の周りを愛馬に跨って周回し、その間に槍を投げまくると言う単純なものだが、
 しかしその猛威は凄まじく、至高の盾を持つ英雄アエネイアスさえも劣勢に陥った。
 馬は標的との距離を正確に固定して駆ける為、周回が描く円の中央に居る標的が
 その場から離脱するのは困難を極める。投槍によるダメージが加われば尚更である。

【Weapon】
『ラエブス』
 バーサーカーが最も勇敢と称する愛馬。
 これに跨ってアエネイアスとの決戦に向かった。

『鉛弾』
 バーサーカーは帯で鉛弾を三度振り回すと、その勢いで鉛弾は融けたという。
 また、巨大な岩を用いて山を砕いたとも。

【解説】
ローマ神話に語られる暴慢王。エルトリアのアギュラという町に住み着いたリュディア族の王。
暴慢な権勢と兵力で民を苦しめていたが、反乱にあってルトゥリー族のトゥルヌス王の元へ身を寄せた。
ルトゥリーとトロイア勢の戦争が起こると、メゼンティウスを憎むエルトリア人達は、
メゼンティウスを倒す為にトロイアのアエネイアス軍に味方した。
生きた人間と死体を密着させて腐血によって殺していたという、どうしようもない人物だが、
息子への愛情は強く、自分を助ける為にアエネイアスに挑んで殺された息子の仇を討つべく
アエネイアスに挑んだが、返り討ちにあった。その武具は剥ぎ取られ、記念柱にかけられた。
その武勇は本物で、作中で唯一アエネイアスを苦戦させたほどである(流れ弾を除く)。
叙事詩「アエネーイス」では以上の通りの人物だが、「ローマ建国史」ではトゥルヌス王が逆に
メゼンティウスに庇護された関係であり、メゼンティウスは戦死もしていない。

【コメント】
宝具発動時のみ馬を召喚出来る。
説明にも書いた通り単純な技なので狂化Cならギリギリ出来る。Bだったら無理。
宝具の名前と内容が全く一致していない。正直テキトーに考えた。
適正クラスはランサー、アーチャー、ライダー、バーサーカー。


【元ネタ】ローマ神話
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】メゼンティウス
【性別】男性
【身長・体重】213cm・165kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷B 魔力D 幸運D 宝具D
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

【固有スキル】
カリスマ:C
 支配階級としての威圧を示す。
 本来は強大な王としてのカリスマのはずだが、今や統率力としては働かない。

在りし日の栄光:C+
 詩人が彼を裏切り者に仕立てる以前、神代エトルリアの大王だったという自覚と自負を維持する。
 この記憶は精神的支柱となるどころか一種のトラウマとなっており、古代ローマやローマ化したエトルリアに属するものと
 対峙したランサーの精神を苛み、筋力パラメーターと攻撃性を上昇させる。
 裏切りへの怒りが彼を駆り立てるのである。

投擲(槍):A
 投槍を砲弾として放つ能力。

拷問技術:B
 拷問器具を使ったダメージにプラス補正がかかる。
 メゼンティウスが行ったという、死体と人をつなぎ合わせ、腐血と腐肉で相手を死に至らしめる拷問形式は
 エトルリアの海賊が実際に採用していた拷問法の反映だとされる。

【宝具】
『槍よ当たれ、我が運命を我が手に返せ(デクストラ・ミヒ・デウス)』
ランク:B- 種別:対人宝具 レンジ:4~40 最大捕捉:1人
 運命、概念、神など、人間存在より存在論的にヒエラルキー上位のモノに対する反逆の意思を込められた槍。
 事実上の神霊特攻を持つ槍投げの一閃。
 もっともメゼンティウスに概念を攻撃対象に取るような能力はなく、通常、神性を持つサーヴァントへの大威力攻撃にとどまる。
 叙事詩『アエネイス』において「敬虔なアエネアス」に対する「神々を嘲るメゼンティウス」という設定が与えられたこと、
 槍を連投してアエネアスを苦戦させた描写などから生じた宝具と思われる。

 その反骨精神の精髄には、実は自らを操る創造者への反逆一般を含む。
 神話作家や叙事詩人を含む物語の作者、また造物主としての科学者などに対して同様に特攻を持つ。隠された能力。

【Weapon】
『鉛弾』
『葡萄酒』

【解説】
 エトルリアの都市国家カエレの王。
 ラテン語でカエレと呼ばれるこの町は、ギリシャ語でアギュラ、エトルリア語でキスラという。
 ラテン人に敗北したルトゥリー人の王トゥルヌスを迎え入れてラテン人と戦い、
 アエネアスが「消失」したあとも戦いを続けたが、アエネアスの子アスカニウスと戦って我が子ラウススを失い
 講和に至ったとされる。
 ハリカルナッソスのディオニュシオスは彼がラテン人の友になったとまで書いた。
 しかしもっともよく知られる『アエネイス』の物語では、
 メゼンティウスは拷問趣味と残虐さのために反乱を起こされてトゥルヌスのもとに身を寄せており、
 息子をアエネアスに殺されて発奮するが、アエネアスに返り討ちにされたという。
 彼に替わった新カエレ王のタルコンや他のエトルリア人は従来の神話に反してアエネアスに味方したとされ、
 メゼンティウスはエトルリア人の裏切り者と設定された。
 以前の神話とはトゥルヌスと形勢が逆転している。
 この扱いの差は、紀元前一世紀には既にエトルリア人がローマ人の“身内”であったこと、
 ウェルギリウスのパトロン――ガイウス・マエケナスがエトルリア系だったこととおそらく無関係ではない。
 いずれの資料においてもメゼンティウスはアルバ建国に前後した時期におけるラテン人の敵とされるが、
 エトルリア人の扱い含め『アエネイス』前後ではそのキャラクターも意義も全く異なっているのだ。
 ちなみにヘロドトスやウェルギリウスはティレニア人(エトルリア人)をイタリアに植民したリュディア人の末裔とするが、
 だとすればトロイア人たちと同郷というか先達と言えなくもない気がする。
 また、ウェルギリウスやリウィウスには言及されないが
 メゼンティウスには和平の条件として新しいワインをラテン人に要求したという逸話がある。
 アエネアスが彼に勝利した後、ワインをメゼンティウスではなくユピテルに献納したことが
 八月のウィナリア祭のはじまりとかいう。
 紀元前七世紀の陶器にメゼンティウスの名へ言及したものがある(?)らしく、
 実在の王がモデルである可能性も高いとか。

 ウェルギリウスは見つけ次第殺す。
 ちなみにメゼンティウスを殺したのも(当然だが)“ピウス・アエネアス”である。
最終更新:2020年03月22日 20:41