【元ネタ】ギリシャ・ローマ神話
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】アスカニウス
【性別】男性
【身長・体重】159cm・55kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力D 耐久C 敏捷B 魔力A 幸運B+ 宝具B+
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
単独行動:B
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。
【固有スキル】
吉兆の星:A
窮地から脱出する際に幸運値に絶大な補正をかける。
ローマでは星と神性を同一視した。
アスカニウスは勇気によって星へ行くと称えられ、やがて神々の祖先となる運命にあり、
またトロイアから脱出する際には火と彗星による吉兆を得たという。
神性:C
女神ウェヌスの孫であり、
後に神君(ディウス)を排出するユリウス家の始祖に当たる。
紅顔の美少年:B
人を惹き付ける美少年としての性質。
男女を問わず魅了の魔術的効果として働くが、対魔力スキルで回避可能。
対魔力を持っていなくても抵抗する意思を持っていれば、ある程度軽減することが出来る。
【宝具】
『わが挑戦に御加護あれ!(アンヌイト・コエプティス)』
ランク:C~A+ 種別:対軍宝具 レンジ:2~60 最大捕捉:100人
大神ユピテルの加護を受けた矢を放つ。
相手が格上であれば真正の「雷霆(フルメン/ギリシャ語のケラウノスに対応する)」に及ぶ威力となるが、
実力で拮抗するほど加えられる恩恵は少なくなっていく。同格以下には並の宝具に過ぎない。
本質的に格上殺し、挑戦を象徴する宝具といえる。
『神祖かくの如く(ゲニトゥーレ・デオース)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:一人
アスカニウスの別名ユールスが象徴する、神君(ディウス)たちの祖先としての自己認識。
これを利用し、本来持ち得ないスキルも“先取り”という形で一時的に習得する。いわば擬似的な
皇帝特権。
また、使用するたびにユピテルの雷が彼の肉体を成長させ、「紅顔の美少年」のランクダウンと引き換えに
ステータスを向上させる副次効果もある。自己強化の度に格上判定が厳しくなるデメリットも有る。
【Weapon】
『弓矢』
シルウィアの愛鹿を傷つけ、戦端を開いた弓。あるいはヌマヌス殺しの弓。
【解説】
トロイアの復興者。
英雄
アイネイアスとプレアモスの娘クレウーサの子。
レスボスのヘラニコスが採用したとされる古い伝承によれば、
イリオス滅亡後アイネイアスに命じられてダスキュリティスに渡って王となり、
その後スカマンドリオスをはじめとするヘクトールの子孫が
ネオプトレモスに許されてギリシャから帰ってくると
自らも故地に帰ってともにトロイアを再建したとされる。(最古のアステュアナクス生存説?)
ローマ神話に取り込まれて以後はアルバ・ロンガを築いた王とされた。
神話によればアイネイアスの死後、自分が未だ父の国を継ぐには若いとラティウムをラヴィニアに預け、
自ら開拓したアルバ・ロンガの王となったという。
ラテン王シルウィウスは実弟ないし義弟に当たるとされる。
叙事詩『アエネーイス』では最初幼児として登場するものの、
最終的に
トゥルヌスの義弟――レムレスと呼ばれる勇士ヌマーヌスを弓で射殺すまでに成長する。
この敵将を斃す時にアスカニウスが捧げた祈りが、例の「全能なるユーピテル、果敢なる我が試みを助けたまえ」であって、
アメリカ合衆国の国璽のモットーの一つ「Annuit coeptis(我が企てを嘉せよ)」は
この句を原型とする。
ヴェルギリウスはアスカニウスを明確にユリウス氏族の名祖ユールスと同一人物として言及し、
アポロに彼を「神々の子孫にして神々の先祖」と呼ばせた。
彼の一族が排出する「神々」とは、もちろんカエサルとオクタウィアヌスを指す。
ハリカルナッソスのディオニュシオスはアスカニウスは元々エウリュレオンという名前だったといい、
またユールスをアスカニウスの子としている。
リヴィウスはまたアスカニウスはラヴィニアとの子ともいう。
おそらくアスカニウスとユールスの同一視は多分に政治的要請が強いのだろう。
ギリシャ語では
アスカニオス。
ギリシャ神話要素がないサーヴァントなので真名はラテン語読み。
最終更新:2020年03月22日 20:43