【元ネタ】アメリカ民間伝承(
トール・テール)
【CLASS】シールダー
【マスター】
【真名】ジョー・マガラック
【性別】男
【身長・体重】不定・不定(最小時は3m・81kg)
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力A 耐久A+ 敏捷C 魔力D 幸運C 宝具C+
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗:E
騎乗の才能。大抵の乗り物なら何とか乗りこなせる。
騎乗の逸話がないため申し訳程度。
【固有スキル】
怪力:A
一時的に筋力を増幅させる。魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。
使用する事で筋力をワンランク向上させる。持続時間は“怪力”のランクによる。
頑健:A++
シールダーの巨大な身体は過酷な製鉄所の労働にも耐えられる強靭な肉体を持つ。
耐久のパラメーターをアップさせる他、攻撃を受けた際の被ダメージを減少させる。
また、溶けた鉄を飲み干す逸話から毒のバッドステータスを無効化する効果も持つ。
鉄材加工:A
製鉄所で働いていたシールダーは鉄のことを知り尽くしている。
自身の素手で金属を自由に加工し、線路や馬蹄等の鉄製品を作ることができる。
溶けた状態の鉄でも問題なく加工することが可能。
また、鉄製の加工物に精通しているが故、その鉄製の加工物の
劣化部分を発見し、その弱い部分を的確に攻撃することができる。
鉄の肉体:EX
シールダーは肉体が鉄で構成されている。
鉄を取り込むことによってシールダーの魔力の代わりとなる上、
彼の身体を巨大化させることができる。
損傷した身体のパーツを即座に元通りにすることも可能。
逆に、身体の鉄を排出することにより、身体を縮小させることもできる。
鉄の溢れる近代~現代ではシールダーは際限なく巨大化することができるだろう。
【宝具】
『我が鋼鉄は永遠なる礎(マン・オブ・スティール)』
ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1(自分自身)
国会議事堂の鉄骨を造る際に溶鉱炉に身を投げ、
自身の肉体を最高の素材とした逸話が元になった宝具。
シールダーの肉体が文字通り、鋼鉄の肉体へと変化する。
宝具発動中は物理ダメージを一切受け付けず、魔力によるダメージも軽減する。
ダメージを与える以外にもバッドステータスや精神干渉系の能力も完全にシャットアウトすることが可能。
また、鋼鉄になっている最中も自由に行動でき、鋼鉄の身体を生かした物理攻撃も可能。
この宝具は自身が体内に取り込んだ鉄が多ければ多いほど
守護できる範囲と防御力が効果がアップする。
【Weapon】
《製鉄用のハンマー》
シールダーの用いた鉄鋼を加工するためのハンマー。
しかし、生前は自らの手で直接加工したことが多いらしい。
【解説】
アメリカのトール・テール(ほら話)に登場する巨人。
ペンシルバニア州ピッツバーグの鉄鋼労働者の中で語られていたとされている。
伝承の中では彼は鉱山の鉄鋼の中から生まれ、その後成長した彼は製鉄所で働くため、山から出る。
その途中、ウェイトリフティング大会に出場し、見事優勝する。報酬として女性と結婚する権利を得たものの
優勝した結婚相手の女性は他に好きな男性がいたことに気づいた彼はその権利を辞退したと言われている。
その後製鉄工場に就職し、彼は労働者と共に働くことになった。
製鉄所では彼は毎日働き、自らの手で鉄を加工していく。素手で溶鉱炉から溶けた鉄を取り出し、
馬蹄を製作したり、両掌の間を使い、8本の線路のレールを造ったりと製鉄所に大いに貢献した。
時には溶かした鉄の入っている坩堝が落下しそうになった時、それを支え労働者を助けたりしたという逸話もある。
やがてジョーの働いている製鉄所に1つの依頼が舞い込む。それは、アメリカで国会議事堂建設のための
鉄骨を造ってほしいという依頼だった。これまで以上に頑丈な鉄を作ることが必要だと感じた工場長は
ジョーに相談する。その話を聞いた彼はなんと、溶鉱炉に自らの身を投げたのだ。
溶けゆく身体でジョーは労働者たちに自分自身が最高の鉄材であること、自分の身体が溶けた鉄を使って
議事堂に使ってほしいという遺言を残したのだった。
そして、ジョーの遺言通り彼の肉体で造られた国会議事堂は、今もジョーの魂が宿っており、
議会が危機に陥るとジョーの魂が現れ議員たちを叱咤激励するといわれている。
最終更新:2017年11月05日 17:33