【元ネタ】三国志
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】馬鈞 徳衡
【性別】男性
【身長・体重】160cm・45kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷B 魔力C 幸運D 宝具A+
【クラス別スキル】
陣地作成:B
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
“工房”の形成が可能。
道具作成:EX
魔力を帯びた器具を作成できる。
かの諸葛孔明をも凌駕する発明家・技師であり、神代の宝具である指南車の復元にも成功した。
後世では木聖と評される。
【固有スキル】
概念改良:A
古今東西、あらゆる道具に更なる長所を付け加える反則特権。
弓はより強く、剣はより鋭く、斧はより分厚く。
ランクによってどこまで改良できるかが異なり、Aランクであれば宝具であっても判定次第で概念付与が可能。
ただし、神造兵装への概念付与は不可。
一意専心:C
ひとつの物事に没頭し超人的な集中力を見せる。馬鈞の場合、計算、設計、製造、改良などについて発揮される。
道具作成スキルに対するプラス補正として働く。
木聖の技巧:A
木材を用いて何かを組み立てる時、その性能を向上させる。
制作物に用いられた木材の使用量が多いほどに、このスキルの効果は増していく。
【宝具】
『震雷発石車(らいでんそくしゃほう)』
ランク:A+ 種別:対城宝具 レンジ:30~99 最大捕捉:1000人
官渡の戦いの折に劉曄の作った兵器“霹靂車”を改良した、超大型の中華ガジェット――の設計図面。
使用するには馬鈞が手ずから完成させる必要があるが、複数作成する事が可能で、かつ誰にでも扱えるという強みもある。
完成した『震雷発石車』は装填した数十もの巨石をプラズマ化し亜光速で連射する。
言わば連発式の荷電粒子砲とも言うべき超兵器であり、
その着弾地点には戦局を決定づけるだけの破壊力――膨大な熱量と電磁波がもたらされる。
なお、当時の権力者である曹爽は、量産計画を放置したため、幻の発明品で終わってしまった。
【weapon】
『元戎・改』
諸葛孔明が発明した連弩を改造したもの。
元のそれに比べて五倍の性能を誇る。
『水転百戯』
水車を動力源とする自動人形の群れ。
本来の用途は芸事だが、その他の作業にも転用可能。
【解説】
三国時代の発明家。
公輸盤・墨子・王璽・張衡といった過去の才人達にも劣らぬ技巧を持ちながら、
周囲の理解を得られずに苦しんだ天才技師。
晋代の抱朴子には木聖と評された。
若い頃は遊興に耽っており、自らの才能にも気づいていなかったという。
困窮するに及んで生活費を稼ぐために機織り機を改良したのを切っ掛けに、その才能が世に知られるようになり、
以後、最初の帝である黄帝が作らせたという指南車や、通常の百倍の性能を誇る足踏み式水車、
水転百戯と評される芸事を行う自動人形など、様々な道具を発明し、その幾つかは皇帝にも献上された。
また、諸葛孔明の発明した連弩を目にした際「確かに巧妙だが、自分なら五倍の性能を持たせられる」と評するなど、
同時代にあっては不世出の才能の持ち主であった。
かくて、その名声は世に鳴り響いたが、
弁論が不得手であったために、当時の士大夫達の空論に言い負かされ続け、嘲られることもしばしばだった。
特に発石車(カタパルト (投石機))の欠点を改善し、さらに連発式に改良したにも関わらず、
量産案を黙殺された事は、その例を端的に示すものだと言えるだろう。
彼の才能が認められ、兵器改良に十分に腕を振るえていれば、三国の統一はもっと早まったかもしれない。
三国志演義においては、曹叡の命で宮殿造営の監督を務めている。
最終更新:2017年11月05日 17:34