【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】エウリピデス
【性別】男性
【身長・体重】170cm・65kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力C+ 耐久B 敏捷E 魔力A 幸運C 宝具B
【クラス別スキル】
陣地作成:B
自らに有利な陣地を作り上げる。
自身のスキルの効力を強化する『演劇舞台』を形成可能。
道具作成:-
宝具と引き換えに道具作成スキルは失われている。
【固有スキル】
悲劇構築:A
人心に対する深い考察と、数々の悲劇を上演した経験が生み出す、悲劇的結末への誘導能力。
対象者が生きる上で陥穽となる事柄を察知し、それが不可避の状況になるように導く――
――すなわち、標的とした対象1人のあらゆる行為判定の成功率を、時間経過に伴い少しずつ低下させる。
この効力はキャスターが消滅しない限り永続的に発揮・増強されるが、対象を変更した場合、初期値に戻る。
無辜の怪物:C+
本人の意思や姿とは関係なく、風評によって真相をねじ曲げられたものの深度を指す。
キャスターの場合は『機械仕掛けの神(デウス・エクス・マキナ)』である。
作品を書くに辺り『機械仕掛けの神(絶対者による状況の解決)』を多用したことで、
自身の『舞台演劇』と『機械仕掛けの神』という概念に侵食され、自身の肉体に様々な機械仕掛けが付属されてしまっている。
ちなみに、この装備(スキル)は外せない。
オーバーロード:C
自身にダメージを負う事を承知とする、意図的なブーストアップ。
無辜の怪物によって強制装備されている各種機械の性能を一時的に向上させるが
体に過負荷をかけるため、ダメージを負う。
【宝具】
『神は現れ幕は降り(デウス・エクス・マーキナー)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
自らを『機械仕掛けの神』になぞらえて登場させ、悲劇に幕を引く宝具。
スキル:悲劇構築の対象となった者が直接的に関連する状況においてのみ発動できる。
スキル:悲劇構築で積み上げた補正値を反転させて(つまりプラスにして)キャスター自身に与える。
この際、補正値の大きさに応じてキャスターのパラメータや保有魔力も増大し、姿までもが変貌する。
なお『悲劇が終幕した』とキャスターが感じた時点で宝具の効力は解ける。
【解説】
古代アテナイの詩人。三大悲劇詩人の一人。
厳しく非社交的な性格の持ち主で「舞台の哲人」とも評された。
当時の市民としては珍しく公務や軍務に携わることがなかったという。
作品に関しては神話や伝説を基にしながら、人間の心理を重視した作風を確立。特に女性の心理描写に優れたという。
一方、私生活においては二回妻を迎えたが、二人ともが不貞を働き、それが原因で女嫌いになったともされる。
また、上演に関しては合唱隊の役割を抑えて俳優たちによる短い台詞の応酬や、
『機械仕掛けの神(クレーンのような仕掛けで神を演じる役者が現れ、混乱した状況を収束させる展開)』を多用した。
尤も、物語の収拾がつかなくなって『機械仕掛けの神』に頼ったのではなく、
時には観客の為にあえて『機械仕掛けの神』を登場させたこともあったという。
その革新的な作風が保守的な層に嫌われ、ディオニュシア祭で賞を受けたのは僅か五回。喜劇詩人達による中傷の的にもされた。
しかし、後世においてその作品は高く評価され、三大悲劇詩人の一人に数えられている。
晩年、マケドニア王アルケラオス1世の宮廷に招かれ、同地で死去。
長年の好敵手であったソポクレスはデュオニュソス祭の上演前の挨拶で弔意を示したという。
最終更新:2017年11月05日 17:47