ホレーショ・ネルソン

【元ネタ】史実
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】ホレーショ・ネルソン
【性別】男性
【身長・体重】167cm・71kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力D 耐久E 敏捷E 魔力E 幸運A 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:E
 魔術に対する守り。無効化はできず、ダメージ数値を多少削減する。

騎乗:-
 騎乗スキルは『嵐の航海者』により失われている。

【固有スキル】
嵐の航海者:A+
 船と認識されるものを駆る才能。
 集団のリーダーとしての能力も必要となるため、軍略、カリスマの効果も兼ね備えた特殊スキル。

ネルソン・タッチ:EX
 艦隊を分けて敵艦列に垂直突撃を敢行、敵艦列を三分割して乱戦に持ち込む戦術。丁字戦法の発展形。
 先頭の艦列は集中砲火を浴びるが、乱戦に持ち込めれば、有利な位置からの一方的な砲撃で敵艦を蹂躙できる。
 シンプルだが将兵の勇気と練度が試されるリスキースキル。

矜持の信号旗:B
 イングランド・エクスペクト・エヴリ・マン・トゥ・ドゥ・ヒズ・デューティ。
 英国史上最も有名な信号旗の具現たるスキル。(召喚状況によっては、宝具にもなり得る)。
 半ば神格化された提督の名を連想させる信号旗は、兵士たちに激戦地を歩み抜く勇気をもたらす。
 また、たとえ提督が消滅しようと、兵の士気は決して下がらず、勇気の灯は消えることはない。

【宝具】
『その白は海上に神話を築いた(フラッグシップ・ヴィクトリー)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:400人
 ネルソン提督がトラファルガー海戦にて座乗した戦列艦。ヴィクトリー号を展開する宝具。
 戦場にて最前列を往き、戦線を退くことがない限り、当艦を旗艦とする合計27隻の艦隊が顕現する。
 顕現する艦隊の中には、コリングウッド提督が座乗するロイヤル・ソブリン号も顕現しており、
 生前同様にネルソン・タッチを敢行し、敵陣の分断と縦横無尽に戦場を蹂躙することが可能となる。
 多くの艦船宝具同様、陸上・空中でも展開は可能だが、魔力負担は大幅に増大する。

【解説】
 アメリカ独立戦争やナポレオン戦争で活躍したイギリス海軍の提督。不世出の名将。
 ノーフォーク州の牧師の家系に生まれ、家系の逼迫ゆえに船酔いしやすい体質なのに叔父を頼って海軍入り。
 北洋探検航海やアメリカ独立戦争にも参戦し、フランス革命戦争では戦列艦アガメムノン号の艦長となる(その過程で右目を失っている)。
 1797年のサン・ビセンテ岬海戦では、キャプテン号の艦長として蛮勇ともとれる勇戦を発揮し活躍。
 また同年に別海戦で負傷し右腕を喪失。このときに隻腕・隻眼となった。
 翌年のエジプト遠征を阻止する海上封鎖とナポレオン捕捉には失敗するが、
 アブキール湾に停泊していたフランス艦隊には一方的な勝利を収めた(いわゆるナイル海戦)。
 ナイル海戦後はナポリに一時滞在し、英国帰国後はコペンハーゲン海戦にて副司令官として参戦し、
 サン・ビセンテを凌駕するほどの勇戦を発揮し、勝利に貢献した。
 そして来る1805年、ナポレオンによるイギリスの本土侵攻を阻止すべく再度海へ赴き、
 トラファルガー岬にてフランス・スペイン連合艦隊と干戈を交えた。
 数の上での不利や天候不安などの要素はあれど、蓋を開けてみれば、ネルソン・タッチを用いた戦術によって英国艦隊は大勝を収める。
 だが、勝利の代償は大きく、フランス艦ルドゥタブル号からの狙撃によってネルソンは被弾。多数の勝利報告を受けながら、夕刻ごろ戦死した。

 ナイル海戦後のナポリ滞在中に、トゥーロン攻囲戦時の訪問以来の再開となるエマ・ハミルトン ナポリ公使夫人との不倫関係にいたった。
 この有名な逢瀬は、社交界からは大顰蹙を買ったが、当事者であるサー・ハミルトンや民衆たちは、この不倫に対し概ね寛容であった。
最終更新:2017年11月05日 17:55