バイヤール

【元ネタ】史実
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】ピエール・ド・テライユ
【性別】男性
【身長・体重】175cm・72kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久A 敏捷B 魔力D 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。

【固有スキル】
守護騎士:A
他者を守る時、一時的に防御力を上昇させる。
200人の敵兵を相手に、ただ一人で橋の防衛を成し遂げた逸話を持つ。
『恐れ知らずにして非難の余地なき騎士』と謳われた、フランス騎士道の亀鑑。

戦闘続行:C
瀕死の傷でも戦闘を可能とし、死の間際まで戦うことを止めない。

カリスマ:A
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
カリスマは稀有な才能で、最早その人望は一軍のリーダーの域には留まらない。
味方のみならず敵からさえも敬われ、彼の死には敵将さえ涙したという。

軍略:B
一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。

勇猛:A
威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。
また、格闘ダメージを向上させる効果もある。

心眼(真):A
修行・鍛錬によって培った洞察力。
窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理”。
逆転の可能性がゼロではないなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。

【宝具】
『我、護国の騎士なり(ジュスィ・ラ・シュヴァリエ・ド・フランス)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:200人
生前の彼の逸話が宝具に昇華されたもの。固有結界とは似て非なる大魔術。
彼が生前200の敵と戦い、その侵攻を止めたというガリリャーノ川にかかる橋を魔力によって再現し、自軍にとって有利な戦場を作り出す。
世界を書き換える固有結界とは異なり、世界の上に一から建築するため、長時間展開・維持できる。
結界内の自軍の幸運・魔力以外の全ステータス、及び自身の勇猛・守護騎士スキルのパラメータに大幅なプラス補正をかけ、筋力と敏捷を1ランクアップさせる。
また範囲内の敵の能力を下げる効果も有し、敵が多ければ多いほどその効果は顕著となる。


【Weapon】
『無銘・剣』

【解説】
フランスはポンシャラのバイヤール領主にして、シャルル8世、ルイ12世、フランソワ1世とイタリアに魅せられた三代のフランス王に仕えた騎士。領地に由来して「バイヤール」とも呼ばれる。
20歳前後でイタリアにて初陣を飾って以来、30年間ほとんど毎年のようにイタリアへ出陣し、数々の戦果を上げる。
1495年フォルノーヴォの戦いで『フランスの怒りの化身』と呼ばれ、一躍有名になる。
スペイン軍の攻撃により退却を余儀なくされたフランス軍の殿を務め、1503年の『ガリリャーノ川の戦い』では200人ものスペイン兵の侵攻をただ一人で食い止め、
その武勲はヨーロッパ全土に広く知れ渡り、伝説的な英雄となる。勇壮な英雄譚の一方で優れた戦術家・戦略家でもあり、偵察や諜報も重視していた。
彼は何よりも軍人としての名誉を重んじ、人間的にも優れた人物であった。戦場では勇猛果敢に戦う一方、敗れた敵に対しても寛大で、貧しい人々にも優しかったという。
全イタリア戦争を通じて最高の勝利と言われるマリニャーノの戦いでバイヤールが決定的な働きをした後、フランソワ1世は彼の手で騎士に叙されることを望んだ。
味方のみならず敵方の将兵からさえも尊敬され、イタリアのロマニャーノ・セージアにて討死した際には味方はおろか居合わせた敵でさえその死を悼み涙したといわれる。
最終更新:2017年11月30日 22:18