セバスティアヌス

【元ネタ】キリスト教、『黄金伝説』など
【CLASS】ルーラー
【マスター】
【真名】セバスティアヌス
【性別】男性
【身長・体重】185cm・85kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久EX 敏捷D 魔力A 幸運A 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:A++
 A以下の魔術は全てキャンセル。
 こと肉体に害をなす魔術に対しては完全と言っていい耐性を持つ。

真名看破:B
 直接遭遇した全てのサーヴァントの真名及びステータス情報が自動的に明かされる。
 ただし、隠蔽能力を持つサーヴァントに対しては、幸運値の判定が必要になる。

神明裁決:A
 ルーラーとしての最高特権。
 聖杯戦争に参加した全サーヴァントに二回令呪を行使することができる。
 他のサーヴァント用の令呪を転用することは不可。

【固有スキル】
聖人:A
 聖人として認定された者であることを表す。
 聖人の能力はサーヴァントとして召喚された時に
 ”秘蹟の効果上昇”、”HP自動回復”、”カリスマを1ランクアップ”、”聖骸布の作成が可能”から、1つ選択される。

殉教者の魂:B
 精神面への干渉を無効化する精神防御。
 矢を射られても、滅多打ちにされ殺されても、彼は信仰を失わなかった。

戦闘続行:A
 往生際が悪い。
 瀕死の傷でも戦闘を可能とし、決定的な致命傷を受けない限り生き延びる。

【宝具】
『千の矢を抜く天使の手(サン・セバスティアーノ・アウラ)』
ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
 ルーラーの肉体から常時発せられる聖なるオーラ。
 そこに在るだけで、周囲の生物の傷、病、障害、呪いなど凡そあらゆる害を取り除く癒しの力。
 これによりルーラー自身の肉体も常に万全が保たれており、即死しない限り無傷となる。
 神々しいポーズを取ることで数百メートルまで効果範囲を広げたり、十字を切ることで一人に向けて重点的に癒やしの力を放つこともできる。
 全身の素肌から発せられるため全裸が基本。

 奥の手として、対象に直接触れて真名開放することで、過剰な治癒力の暴走により対象の肉体組織を崩壊させることができる。
 この傷はいかなる手段でも治すことはできない。

【Weapon】
なし

【解説】
聖セバスティアヌス。3世紀ローマにいたとされるキリスト教の殉教者、聖人。セバスチャンという名前の祖。
職業は兵士で、ローマ皇帝ディオクレティアヌスの代に親衛隊長に任命された。
だが逮捕された兄弟を信仰によって励ましたことで
キリスト教徒であることが知られてしまい、皇帝の命によって矢で射られ処刑された。

しかし無数の矢でハリネズミのようになってもセバスティアヌスは死んでおらず、聖イレーネに介抱される。
回復した彼は再度ディオクレティアヌスのもとへ赴きキリスト教について熱弁したが、
皇帝によって滅多打ちにされ死亡。遺体は隠蔽されてしまった。
しかしセバスティアヌスは幻影となって現れ、聖イレーネに自身の遺体の場所を教え、イレーネは彼を使徒の納骨堂へ埋葬した。
彼の発するオーラは盲目の少女や言葉を話せない女性を癒やし、多くの人間を改宗させたという。

兵士、黒死病、競技選手、同性愛の守護聖人とされる。
裸体で縛られ、無数の矢を受ける艶めかしい姿は芸術家たちを刺激し、多くの絵画が描かれた。最も初期のゲイ・アイコンでもある。

全裸セクシーポーズで被害者を救い続けることで聖杯戦争の秩序を守るルーラー。
だが兵士だったので意外と腕っぷしは強く、いざというときは過剰治癒パンチで敵を倒すこともできる。
癒やしの力でも追いつかないほどの、土地や社会そのものへの甚大な被害が出るならば、彼は拳を振るう決断をするだろう。
最終更新:2020年03月22日 20:19