アスジャッア・ナドレエエ

【元ネタ】ナヴァホ族の神話
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】アスジャッア・ナドレエエ
【性別】男性
【体高・体重】152cm・45kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷E 魔力A++ 幸運D 宝具EX
【クラス別スキル】
陣地作成:C
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 小規模な”工房”の形成が可能。

道具作成:B
 魔力を帯びた器具を作成できる。

【固有スキル】
高速神言:A
 呪文・魔術回路との接続をせずとも魔術を発動させられる。
 大魔術であろうとも一工程(シングルアクション)で起動させられる。

【宝具】
『輪転する第五世界(イレイザー・ビナアイエエッ)』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:999 最大捕捉:20~500
 太陽から貸し与えられた(押し付けられた)聖具を使用して行う大儀礼。
 数日間に渡って大嵐と万雷が超広範囲に荒れ狂い、敵対生物を殲滅する。
 生前はキャスター自身でさえ命の保証はなかったという諸刃の最終兵器だが、
 人々を傷つけず、異怪獣のみを滅ぼしたという逸話により、
 嵐や雷は魔物を集中して狙うという性能になっている。それでも危険は危険だが。

【解説】
アメリカインディアン・ナヴァホ族の神話に登場する人物。
“第五世界”において、数多の異怪獣によって地上の人々は苦しんでいた。
ある日、『最初の男』は大マツ山に黒い雲がかかってる異変を見て調査に赴き、
その頂上で赤子の大きさのトルコ石の像を見つけ、持ち帰った。
このトルコ石は再び山頂に運ばれ、そこで神々の儀式によって命を得て
『変わる女(アスジャッア・ナドレエエ)』となった。
変わる女はたった1人の妹分と暮らしたが、淋しさを覚えたのでそれぞれ散策に出て、
その時に二人とも太陽の子を身ごもった。
姉妹の子は逞しく成長して太陽から武器を授かり、怪獣達を退治して活躍した。
しかしそれでも怪獣の数が多いので、変わる女の子である兄の方は再び太陽から道具を授かるが、
太陽は交換条件として母と定期的に会うことを求めた。
変わる女は息子が持ってきた太陽の道具を使って大儀礼を行って殆どの怪獣を滅ぼし、
その後に太陽が現れて約束の履行を求めた。変わる女はこれに渋った。
孕ませやがったくせにその後はほったらかしだった太陽に好意は抱いていなかったのである。
その後、変わる女は「息子が約束したことと自分は関係ない」、「自分のすることは自分で決める」、
「男と女は平等でなければならない」と超正論を太陽に向かって連発したが、
最期には太陽の要求を承諾した。何も言い返せず沈黙する太陽を見て、哀みを感じたのかもしれない。
その後も神話は続いてゆくが、変わる女は子孫たちに動物と魔法の杖を授ける存在として登場している。


【コメント】
英雄で救世主で神で夫?である太陽を正論でボコボコにしてるシーンは色んな意味で凄かった。
でも、「私は息子に自分を捨てて人々に奉仕するよう教え導いた」の部分だけは嘘です。
変わる女さんは、ずっと息子に危険な冒険を止めるように言っていたのです。
どっかの漫画家が「冒険の対義語は母親」とか言ったらしいけど本当だね。
四季の女神扱いになってる情報もチラホラ見かけるが、ここではちゃんと人間(石だが)ということで。
適正クラスはキャスターのみ。
最終更新:2020年03月22日 20:24