【元ネタ】インドネシア 史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】ガジャ・マダ
【性別】男性
【身長・体重】173cm・89kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷D 魔力A 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
陣地作成:B
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
“工房”の形成が可能。
【固有スキル】
呪術:A
国々を支配する強力な呪術の使い手。
特に呪殺に優れ、これを利用した暗殺の手管にも秀でる。
計略:B
物事を思い通りに運ぶための才能。状況操作能力。
戦闘のイニシアティブ判定において常に有利な修正を得る。
千里眼:A
視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。
透視、未来視さえも可能とする。
曰く、ガジャ・マダは額に第三の眼を持っていたという。
【宝具】
『具現の剣誓(スンパ・パラパ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
所有者に誓約の重さに応じた力を与える黄金のクリス(短剣)。因果律操作宝具。
宰相就任時に「インドネシア諸島を征服するまでパラパ(香辛料・封地・休暇などと訳されるが詳細不明)を享受しない」と誓った逸話に由来する。
誓いの重さに応じたランクの
カリスマの取得に加え、誓約に関わるダイス判定の成功率に-15から+15の補正をかける“因果律操作”が可能となる。
誓約を反故にするか、または実現不可能な状況に陥った際、この短剣は所有者の手元を離れるという。
【解説】
数々の伝説で彩られた、マジャパヒト王国の宰相。その名は怒れる象を意味する。
インドネシアの威信、愛国心の象徴ともされる大英雄で、インドネシアのほぼ全域を征服したという。
内政面でも大きな功績を残し東南アジアのビスマルクとも称される。
呪術師としての伝承もあり、インドネシア共和国の二代目大統領スハルトは、ガジャ・マダのクリスや仮面に魔力があると信じていたという。
フビライ・ハーンが侵略してきた際の中国人兵士の子だともされるが具体的な出生は不明。
ジャヤナガラ王の時代には、その親衛隊長を務めていたという。
ラクリアン・クチの反乱の際には反乱軍の手に落ちた首都からジャヤナガラ王を脱出させる、
都を奪還するための軍勢を編成する、などといった数々の功績を挙げている。
その甲斐あって復位に成功するジャヤナガラ王ではあったが、やがてガジャ・マダの忠誠を足蹴にするかのような所業に出た。
王はガジャ・マダの妻を側室として奪い取ったのである。
これを恨みに思ったガジャ・マダは、ジャヤナガラ王が病に倒れたのを契機として侍医を買収し、王を毒殺させたという。
その後、ガジャ・マダは宰相として、王の義妹トリブワナ・ウィジャヤ、その息子ハヤム・ウルクの二代に渡って仕える。
宰相としては特に征服事業に辣腕をふるい、インドネシア諸島周辺の島々を征服し、マジャパヒト王国の最盛期を築き上げた。
しかし、その手段として策謀を用いることも多く、特にスンダ列島を征服する際に用いた策略は、彼の名声を少なからず傷つけた。
マジャパヒト王国とスンダの間に婚姻同盟を結ぶ、と見せかけて相手に恥辱を加え、スンダの激怒に乗じて殲滅する――
この非情な策略は本国の廷臣達から非難の的となり、ガジャ・マダは程なくして失脚。
私領に篭って瞑想にふけり、やがてその姿を消したと伝えられる。
彼がいなくなった後、その職務は五人の宰相に分割して引き継がれた。
逆に言えば、五人に分割しなければ到底こなせないほどの激務をこなしていたと言える。
キャスターの他にアサシンのクラス適性も持つ。
本国で召喚された場合、さらに彼の仮面も宝具として加えられるだろう。
最終更新:2016年08月08日 18:05