鶴屋南北(4代目)

【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】鶴屋南北(4代目)
【性別】男性
【身長・体重】150cm・50kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷D 魔力B 幸運A 宝具B
【クラス別スキル】
陣地作成:B
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 恐ろしげな舞台を作りだす。役に立たなさそうだが、作られた舞台では自身の魔力がワンランクアップする。

道具作成:B
 魔術的な道具を作成する技能。
 歌舞伎で使う小道具を作成可能だが、意図せずともキャスターが作成した物には魔力が帯びる。

【固有スキル】
気配遮断:B
 サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
 完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。
 無辜の怪物の影響で習得している。怪談物に出てくる幽霊のような隠れ方、現れ方で怖い。

妖術:B
 無辜の怪物の影響で習得している。
 変化と幻を見せることに長ける。

無辜の怪物:C
 生前の行いから生まれたイメージによって、過去や在り方をねじ曲げられた怪物の名。
 能力・姿が変貌してしまう。キャスターは宣伝の為、「早替りはキリシタンの妖術」だと広めた事もあり、
 また怪談物を夏狂言に定着させた事から、キャスターの性格は怪談物と妖術師のイメージで塗りつぶされてしまっている。
 だがその影響で実際に妖術を扱えるようになる、気配遮断の習得などのメリットを生んでいる。

人間観察:A
 人々を観察し、理解する技術。
 ただ観察するだけでなく、名前も知らない人々の生活や好み、人生までを想定し、これを忘れない記憶力が重要とされる。
 キャスターは実際に起きた事件や現実に生きる人々を観察し、モデルにして作品を作り上げていった。

【宝具】
『東海道四谷怪談(とうかいどうよつやかいだん)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:10人
 キャスターの怪談物の代表作の名を冠した宝具。
 四谷怪談は江戸の四谷にいた醜女が夫に裏切りに会い発狂、再婚相手とその家族を皆殺しにしたという都市伝説に基づく物だったが、
 この宝具は都市伝説を吸収し自己進化を繰り返す性質を持ち、吸収した都市伝説の登場人物を出現させ、けしかける事ができる。
 更に都市伝説の登場人物達を融合させて強化する事も可能。

『寂光門松後万歳(しでのかどまつごまんざい)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
 キャスターが死の直前に書き残した自身の葬儀の台本が宝具と成った物。
 キャスターの消滅後に一度だけ事前に設定した行動を設定したタイミングで行う事ができる。
 例としては、『東海道四谷怪談(とうかいどうよつやかいだん)』による攻撃を事前に設定しておくと、
 消滅後に設定したタイミングで攻撃が行われる。

【解説】
 江戸時代後期に活躍した狂言作者であり、「鶴屋南北」を襲名した4代目。
 4代目鶴屋南北は、宝暦5年(1755年)に江戸で生まれ、20代で狂言作者を志していった。
 そして、南北が50歳となった文化元年(1804年)に上演した「天竺徳兵衛韓噺(てんじくとくべえいこくばなし)」が、出世作となり、大当りとなった。
 俳優たちの持ち味を活かしながら、「悪婆(あくば)」や「色悪(いろあく)」といった新しい役柄を創出するとともに、
 同時代の風俗や人間像をリアルに取り入れた「生世話物(きぜわもの)」という芝居のジャンルを確立させ、
 春や秋に演じられることが多かった怪談物を、夏狂言として定着させたのも南北だった。
 代表作である『東海道四谷怪談(とうかいどうよつやかいだん)』は、日本の怪談劇の代名詞となった。
 南北は、文政12年(1829年)に75歳で没するまでの間に120以上もの狂言を書き、その作品は現在も繰り返し上演されている。
最終更新:2020年03月22日 20:54