レーグ

【元ネタ】ケルト神話
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】ロイグ・マク・リアンガヴラ
【性別】男性
【身長・体重】191cm・74kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷A 魔力B 幸運D 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:D
 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

騎乗:A+
 騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。ただし、竜種は該当しない。

【保有スキル】
動物会話:C
 言葉を持たない動物との意思疎通が可能。
 動物側の頭が良くなる訳ではないので、あまり複雑なニュアンスは伝わらない。
 曰く、ロイグはどんな暴れ馬も耳元で囁くだけで鎮めたという。

幻術:B
 魔術の中でも特に幻術に秀でたことを示すスキル。
 宝具使用時には戦車(馬や騎乗者を含む)を透明化、消音する。

御者の王:A
 卓越した御者としての才幹をあらわす。
 騎乗物を用いての戦闘時、全判定に有利な補正がつく。

【宝具】
『三王の戦車(ハルバド・コン・クリン)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:2~50 最大捕捉:500人
 馬の王マハ、戦の王クー・フーリン、御者の王ロイグの三者が用いた、はじけとぶ矢の形をしていたという戦車。
 マハとセングレンという二頭の神馬が牽く、様々な機能を持つ複合宝具。
 馬、戦車、車輪全てが鈎・鏃・刃・針などで武装されている。
 これらは突撃の威力を増すのみならず、馬や騎乗者、車体を守る防具としても機能する。
 また、停止時に味方が武装に触れた場合、治癒する効果もある。
 さらに車輪はルーの火車輪であり強力な炎を吹き出す。

『六重の大殺戮(シェスレフ・ブレスリゲ)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:2~50 最大捕捉:500人
 クー・フーリンの『六重の大殺戮』の際にロイグが見せた蹂躙走法。
 敵陣を円で囲うように戦車を走破し、その際に車輪で土砂を巻き上げる事で敵を囲む環状塁壁を造り上げる。
 その後、塁壁の範囲内を円周を狭めつつ走破し、内部の敵を鏖殺する。
 その様は、さながら竜巻にも見えるだろう。幻術による透明化も重ねれば、なおさらだ。

【Weapon】
『ゲイ・ボルク』
 クー・フーリンの切り札たる魔槍。戦いの最中、投げ渡す事もあったという。
 ロイグに真名開放は行えないが強力な武器ではある。

【解説】
 アルスターサイクルに登場する英雄。クー・フーリンの戦車の御者。名はレーグとも。
 御者の王と評される程の乗り手であり、クー・フーリンの斥候を務めた事もある優れた戦士。

 その風貌は非常にスレンダーで、明るい赤毛を生やしたそばかすの男性だったという。
 クー・フーリンとは幼馴染であり、その友情故に彼の戦車の御者(従者)になる事も厭わなかった。
 一方でクー・フーリンを「ちびクー」と呼んでいる点を鑑みると、主従というよりも親友と言ったほうが正しいだろう。

 コナハトとアルスターの戦いにおいては呪いにより衰弱した他の男達に代わり、クー・フーリンと共に奮闘。
 クー・フーリンとフェルディアの一騎打ちにおいては、
 事前に命じられていた通り、クー・フーリンが不利になるとあえて挑発するような言動を取り、彼の力を引き出して勝利させている。
 その他の戦いでも陰日向にクー・フーリンをサポートし、共に激闘を戦い抜いた。
 しかし、皮肉にもレーグはそのクー・フーリンの槍によって最期を迎えることとなる。

 当時のアイルランドにおいて、吟遊詩人達の言葉はたとえ偽りであろうと真実として伝えられる。
 敵の策略家アークはそれを武器とする奸計を懐き、吟遊詩人を引き連れてクー・フーリンと相対した。
 そして、クー・フーリンは自らの名誉の代償として、その槍を奪い取られたのである。

 かくして奪われた槍は「槍は王に当たる」という呪言と共に放たれ、ロイグの身を貫き、絶命させた。
 彼が御者の王であったが故に、槍が当たったのだとされる。
最終更新:2020年03月22日 21:17