クー・フーリン

【元ネタ】ケルト神話
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】クー・フーリン
【性別】男性
【身長・体重】184cm・70kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力B 耐久D 敏捷A 魔力C 幸運E 宝具C+
【クラス別スキル】
気配遮断:C
 サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。

【固有スキル】
戦闘続行:A
 往生際が悪い。 
 瀕死の傷でも戦闘を可能とし、致命的な傷を受けない限り生き延びる。

仕切り直し:C
 戦闘から離脱する能力。
 不利になった戦闘を戦闘開始ターン(1ターン目)に戻し、技の条件を初期値に戻す。

ルーン:B
 北欧の魔術刻印、ルーンの所持。
 伝承で敵への警告や感知に用いていたオガム文字の正体。

矢よけの加護:B
 飛び道具に対する防御。
 狙撃手を視界に納めている限り、どのような投擲武装だろうと肉眼で捉え、対処できる。
 ただし超遠距離からの直接攻撃は該当せず、広範囲の全体攻撃にも該当しない。

神性:B
 神霊適性を持つかどうか。
 高いほどより物質的な神霊との混血とされる。

【宝具】
『光散らす外套(マナウィダン・ガウン)』
ランク:C- 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
 養父より送られたという、ティール・タリンギレの地で作られた姿隠しの赤いマント。
 発動中、光を捻じ曲げる事で装着者を透明化し、サーヴァントとしての気配も完全に遮断する。
 ただし使用中は魔力を消費し続ける為、長時間の使用は不可能。また、他の宝具との併用も出来ない。

『空幻魔杖(デル・フリス)』
ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:5~90 最大捕捉:1人
 槍とも投げ矢とも投石機とも解釈される武器。名は早業の杖を意味するともいう。
 投槍、逆とげつきの投げ矢、投石器の三つの形態に可変し、三種の投擲攻撃を可能とする宝具。
 どの種類の投擲にも、接触した対象の生体内の圧力を高め、内部から破裂させる効果がある。
 このため肉体に由来する神秘や頑健さで『空幻魔杖』の投擲攻撃を防ぐことはできない。
 伝承に曰く、如何なる武器も寄せ付けなかったネフタン家のトゥアヘルは、デル・フリスの一撃により立ったままズタズタにされたという。

【解説】
 ケルトの大英雄クー・フーリンのアサシン版。
 クー・フーリンは伝承の中で様々な兵装を用いるが、
 この姿はクーリーの牛争いにおいて、アトゴウラの一騎打ちを始める前の姿。
 女王メイヴ率いる大軍を遅滞させる為、手段を選ばず孤軍奮闘していた頃のものだ。

 アルスターの男達が呪いにより衰弱している間、クー・フーリンは孤軍奮闘してコナハト軍を食い止めた。
 その戦いは、幾度かの決闘を除けば、決して華々しいものではない。
 オガム文字を刻んだオークの輪による警告、それを無視した敵の先遣隊への不意打ち、見せしめを兼ねた首晒し、
 樹木で敵の道筋を塞いだこともあれば、メイヴの可愛がっている子犬やオコジョを投石機で狙撃したこともある。
 それでも相手が退かぬと見れば、敵の軍勢を次々に投石で殺害し、その数以上に士気を挫いた。
 その投石を免れ得たのは、事前に約定によって印を用意したルギズとフェルグスの軍勢のみだった。

 彼のゲリラ戦の手腕はクー・フーリンの傲岸な申し出――アトゴウラで一騎打ちをしている間のみ軍を進められる――を受け入れた方が
 まだマシだ、とメイヴに思わせる程だった。
 曰く、もしゲリラ戦を続けていればメイヴの軍勢は敗走していたかもしれなかったという。
 メイヴの軍勢は皆屈強なケルトの戦士であり、未来視持ちも抱えていたにも関わらず、だ。
 英霊の座にゲリラ戦のエキスパートは数あれど、この姿のクー・フーリンと互する英霊は僅かだろう。

 サーヴァントとしては狙撃およびヒット&アウェイに特化している。
 遠距離戦では矢避けの加護も相まって一方的に撃ち込める上、
 近寄られれば仕切り直しによって距離を取り(あるいは『光散らす外套』によって姿を晦まし)再度遠距離戦を展開できる。
 尤も、当人が望むのは正々堂々とした戦いであるため、相手に一騎打ちを請われればその強みを捨てる可能性もある。
最終更新:2020年03月22日 21:17