【元ネタ】マビノギオン『スィールの娘ブランウェン』
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】ブラン
【性別】男
【身長・体重】12m・20t
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力A 耐久C 敏捷C 魔力A 幸運E 宝具B
【クラス別スキル】
陣地作成:D
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
“結界”の形成が可能。
【固有スキル】
神性:C
神霊適性を持つかどうか。
高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
洗礼詠唱:B
キリスト教における“神の教え”を基盤とする魔術。
その特性上、霊的・魔的なモノに対しては絶大な威力を持つ。
【宝具】
『驚くべき首の集い(アタラクシア)』
ランク:B 種別:固有結界 レンジ:0~30 最大捕捉:300人
リアンノンの小鳥が歌い遊ぶ宴の席。
結界内にいる者は悲しむべき一切の事柄を忘れ去り、
疲労する事も時の経つのを悟る事も無いまま喜びに包まれて過ごす。
内部では負傷の悪化や出血、病や呪いの進行、
この宝具の維持以外での魔力消費、致命傷から死に至る過程といった
殆どあらゆる“消耗の過程”が停止し、“起こらないもの”となる。
『王たる者は自ら橋となるべし(ベンディゲイド・ブラン)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
巨人であるキャスターの肉体を更に巨大化させ、同時に最大および現在HPを上昇させる。
街中に居れば最大の建造物、河川に入るならその川幅、
海を渡るならばその水深と同程度までの巨大化を可能とする。
【Weapon】
『無銘・槍』
『無銘・楯』
【解説】
スィールとペナルドゥンの子、ブリテン島の戴冠王ベンディゲイド・ブラン。
足に重大な傷を負う共通点を持つ漁夫王との、ワタリガラスとの関連からアーサー王との
同一性が語られる人物。キリスト教に改宗しウェールズに初めてその教えをたらしたとされ、
それにより『祝福された』『聖なる』を意味するベンディゲイドが付加されたと言われる。
美姫として知られる妹ブランウェンとアイルランド王マソルッフの結婚を許すが、
異父弟
エヴニシエンの暴力とアイルランドでの嫁いびりから生じた戦争で足に致命傷を受けた。
彼は自らの首を刎ねさせ、ハーレクでの七年、グワレスでの八十年を朽ちないまま過ごした後に
その首をロンドンに埋めさせる。首が彼の遺言した場所に埋められている限りブリテン島は
対岸フランクよりの侵略を受ける事は無かったのだが、首は三度暴かれ、最後には
「祖国は迷信によってではなく騎士の武勇によって守られるべきである」と考えた
アーサー王によって掘り出され、加護は永遠に失われたという。これは三題詩において
『ブリテン島の三つの悲しむべき暴き立て』に数えられている。
自身の肉体を収められるほどの館が存在せず、天幕で過ごしていた巨体の持ち主。
彼が軍勢を引き連れアイルランドへ進軍する折、船団と共に海を渡る彼を目にした者は
「森(船団の帆)の隣に大きな動く山(本人)、その天辺に高い尾根(鼻)、その両側に湖(目)」
と語った。
最終更新:2016年10月04日 12:48