ケネス・マカルピン

【元ネタ】史実(スコットランド)、スコットランド伝承
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】ケネス・マック・アルピン
【性別】男性
【身長・体重】180cm・81kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷C 魔力E 幸運C 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

騎乗:C
 正しい調教、調整がなされたものであれば万全に乗りこなせる。

【保有スキル】
ヤコブの手足:B
 石の記憶からもたらされた古き格闘法。

天性の肉体:E-
 ピクトの末裔としての強壮な身体。
 時代と共に種族特性はほぼ消え失せ、
 与/被ダメージへ僅かに有利な修正を与えるに留まる。

陣地作成:C
 宝具である石を柱として立てる事で、小規模な“ベテル”を形成できる。

【宝具】
『夢見降りし天の梯子(リアフェイル・リ・アルバン)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
 スクーンの石、運命の石、ヤコブの洗える超高反発枕。
 王気増幅による能力強化、過去の所有者からの技能継承を可能とする。

【Weapon】
『クラゼヴォ・モル』
 両手持ちの剣

【解説】
 九世紀、ピクト・スコット連合王国の初代王『征服者』ケネス一世。
 実際には単にピクト族であり順当にピクト王であった、とされるが
 伝説中では父系においてスコット族の、母系においてピクト族の血をひいており
 まずスコット族ダルリアダ王となり、その後ピクト族に叛乱し上王の座を得た。

 彼の時代まで約一世紀に渡り、スコット族はピクト族支配下で不遇をかこっていた。
 733年、ダルリアダの先々代王ドゥンガルがピクト族の聖域を犯した事を発端に
 ピクトのアンガス王は六年に及ぶ遠征の末にスコット族根拠地アーガイルを掌握。
 以後、アンガス家に好意的だったベーダン家出身のダルリアダ王は『王』と呼ばれたが
 ケネスのガラン家は王であろうとアンガス家中では『召使』『人質』だったのである。

 842年、繰り返すヴァイキング襲撃への対応からアンガス家の軍事力は疲弊しており、
 ダンスタフニッヂ防衛長官ケネスはアンガス家支配に対して大規模叛乱を起こす。
 アンガス家が統合していた南ピクト領はここに四分五裂となり、ケネスが優位を得た。
 843年、ケネスはピクト族の王に、アルバの上王となった。即位後間も無く彼は
 サクソン人保護領への遠征を果たし、ダンバーやメルローズを焼き討ちにする。
 ケネスは偉大な戦士、指揮官としてヴァイキングの撃退にも功績をあげ、また
 聖コロンバの聖遺物をアイルランドからダンケルドに移してスコット族の聖地とした。
 彼がダンスタフニッヂからスクーンに移した石は、以降『スクーンの石』と呼ばれる。
 858年に死去。弟ドナルドが、次いで息子コンスタンティンが王国を継いだ。
最終更新:2020年03月22日 21:25