【元ネタ】史実
【CLASS】アヴェンジャー
【マスター】
【真名】プブリウス・セプティミウス・ゲタ
【性別】男性
【身長・体重】180cm・77kg
【属性】中立・中庸(初期カルマ値:0)
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷B 魔力B 幸運- 宝具B
【クラス別スキル】
復讐者:B-
文字通り“復讐者(アヴェンジャー)”クラスとしてのスキル。
その一意を原動力としサーヴァント性能を大幅に向上させる。
一方で反英雄としての負の面が強まり、幸運が2ランク減少するデメリットも存在する。
(2ランク減少でE-ランク未満の場合、幸運値は消滅する。)
本来ならこれに属性の【混沌・悪】固定も含まれるが、このサーヴァントには適応されない。
忘却補正:B
自身を忘れてのうのうと生きる復讐対象への特攻力。
演出能力でもあり、復讐対象の心身を劇的に破壊するための手筈の理解でもある。
自己回復(魔力):D
執念深さの象徴。
不可能を可能にし得るほど強い負の原動力を、魔力の奔流に変換し、霊核修復に用いる。
ただし、ゲタの場合は他の復讐者ほど“兄”に対する執念は強くはない。
【固有スキル】
情報抹消:A-
記録抹消刑により、徹底的にその事績は消し尽されている。
マスターを含む者の記憶・記録からアヴェンジャーの能力、真名、外見的特徴などの情報が一切定着しない。
仮に覚えること、覚えていることができる者がいるとすれば――――。
単独行動:A
マスター不在でも行動できる(と言うかそうするしかない)。
宝具が省魔力の常時発動型なのでマスター不在でも宝具の行使自体は可能。
自己回復との兼ね合いもあって、全力解放を常時続けても一週間の現界が可能。
経験値ボーナス:EX
マスターが己の能力不足を補い、英霊の再現度を上昇させる成長の余地。
またそれに関わる能力増強ボーナス。
本来なら固有スキルとして保有するサーヴァントはいないであろうスキルだが、
記録がなく、白紙に等しい存在故にどのような存在にもなれる可能性を有する。
【宝具】
『在り得た明君、在り得た昏君(インヴィジビリア・メモリアエ)』
ランク:B 種別:対人(自身)宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
――記録抹消刑を受けたゲタに関する記録は、そのほぼ全てが抹消されている。
それゆえに彼に纏わる事績は存在せず、どのようにも想像の仕様があるという変異的解釈のもと成立した宝具。
マスターの在り方、その導き方によって、ゲタ帝の属性・能力はどのような方向にも変異しうる。
可能性は無限に等しいが、“兄”以上に酷い暴君になる可能性もある。
また、経験値ボーナスによって、英雄独自でない技能に限っては、常人を遥かに凌ぐ制度で発揮できる。
【解説】
セウェルス朝の初代君主セプティミウス・セウェルスとユリア・ドムナの間に生まれた、
バッシアヌス(
カラカラ帝)の一歳年下の弟。共同皇帝。
属州で生まれたカラカラとは違いローマで生まれ育った彼は、父の命によって兄とともに皇帝となったが、
何から何まで反りが合うことはなく、ことあるごとに対立。
互いに刺客を放ち合い、ローマ分裂の危機さえあり得た。
最終的に母が用意した和解の席で、兄の刺客によって暗殺され、直近の貴族も鏖殺された。
兄の溜飲はそれでも下がらず、彼は死後、記録抹消刑に処されることとなる。
石膏デッサンモデルの胸像などは現存しているが、
すべての記録が抹消されたとされているため後世に作り直されたものであると思われる。
(正確な復元か、それとも半ば捏造に近い作り直しか、或いは――)
最終更新:2016年08月08日 18:12