【元ネタ】史実
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】ルキウス・セプティミウス・バッシアヌス(カラカラ)
【性別】男性
【身長・体重】184cm・76kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷B 魔力C+ 幸運B 宝具A++
【クラス別スキル】
気配遮断:A
サーヴァントとしての気配を絶つ。
完全に気配を絶てば、探知能力に優れたサーヴァントでも発見することは非常に難しい。
ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。
【固有スキル】
皇帝特権:A+
本来持ち得ないスキルも、本人が主張する事で短期間だけ獲得できる。
該当するスキルは騎乗、剣術、芸術、
カリスマ、軍略、等。
ランクA以上ならば、肉体面での負荷(神性など)すら獲得できる。
無辜の怪物:EX
人類共通の敵。
生前の行いから生まれたイメージによって、過去や在り方をねじ曲げられた暴君。
宝具『その名誉、永久に鎖されよ』の使用の度に、
“人類共通の敵”の側面を強め、それによってアサシンは誰にも理解されず、
憎悪を除く一切の感情を相手に抱かれなくなってしまう。
ちなみに、この装備(スキル)は外せない。
熱禍の暴君:A
異常なまでに溜飲が下がりにくい。
ひとたび怒りの炎が心に宿れば、加虐と殺戮によってしか心の平静を取り戻すことはできない。
加虐体質よりも悪辣で、狂化よりもおさまりが悪く持続する凶悪性の発露であり、
マスターにとっては
マイナススキルにしかならない。
【宝具】
『その名誉、永久に鎖されよ(ダムナティオ・メモリアエ)』
ランク:A++ 種別:対城宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
カリグラ、ネロ、
コンモドゥス等が問わたとされ、
ドミティアヌス帝とアサシンの実弟ゲタに執行された、
古代ローマの中で最も重き罪。記録抹消刑。
ローマの秘蹟全てをその身に集約させ、“記録抹消刑”その一点に集中させることで、
自身を“ローマという国家”の“法そのもの”とすることで行使できる大魔術。
憎悪の概念の“発信地点”として負の概念を集結させてチャージしてエネルギーを増幅、
限界を迎えると同時に“抹消”と“法”の概念で性質を上書きし、“ガウス加速器”の要領でアサシン自身にぶつけ、
さらにエネルギーを増幅して解き放ち、あらゆるものを“消滅”させる負のエネルギー塊として射出する。
『民よ暴帝を赦すな(シチズンズ・グラッジ)』
ランク:A+ 種別:対己宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
カラカラの霊核に強制搭載された、破格の怨念で構成された負の魔力炉心。
常に注がれる民の怨嗟や、他人がアサシンに向ける敵意を糧に、炉心を運用させる。
また、宝具『その名誉、永久に鎖されよ』で集結させた負の概念は、射出によって総て解き放たれるわけではなく、
何%かはこの炉心のこびりつき、“無辜の怪物”スキルを進行させる。
“人類共通の敵”とまで称された暴政者カラカラゆえに付加された恐ろしき秘蹟である。
尤も、同情の余地などはないであろうが。
【解説】
セウェルス朝の初代君主セプティミウス・セウェルスとユリア・ドムナの間に生まれた、ゲタの一歳年上の兄。
弟と違ってオリエント圏の属州で生まれたとされている。
父帝セウェルス存命中に共同皇帝として指名され、セウェルスの急死に伴って正式に共同皇帝となるが、
その時点で軋轢は大きかったらしく、兄弟は統治の全てにおいて対立。
結果、母ユリア・ドムナが用意した和解の席でカラカラはゲタ暗殺の挙に出、
弟の亡骸に駆け寄る母に対しては「弟から身を守った」と宣うた。
その後は弟に近い貴族なども皆殺しにし、それを誹謗した都市の市民(完全無関係も含む)を万単位で虐殺するという暴挙に出た。
この暴政時代は、後世の歴史家に「人類共通の敵」とまで評されるほど酷く、
それでいて派手なパフォーマンスとばら撒きによって軍部にだけは好まれた。
そんな治世に市民が耐えられるはずもなく、最期は遠征の途上で近衛兵に暗殺された。
路上で立小便をしているところを後ろからブスリ。あまりに呆気ない最期であった。
一応、アントニヌス勅令(父帝存命中のプロパガンダ的改名に因む)の発布によって
ローマ市民(自由民限定)の差別撤廃に努めたり、カラカラ大浴場の建設などの功績はあるにはあるが、
勅令に関しては、実質失敗に終わっているので急ごしらえの雑な増税策と捉えられることも多い。
いずれにせよ、本人のイメージが悪すぎるので仕方がない。
最終更新:2016年08月08日 18:09