【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】ガルフリドゥス・モネムテンシス
【性別】男性
【身長・体重】160cm・51kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷C 魔力D 幸運A+ 宝具C
【クラス別スキル】
陣地作成:D
自らに有利な陣地を作り上げる。
彼が作るのは工房ではなく“編纂室”である。
道具作成:B
様々な道具を作り上げる能力。
魔術は習得していないものの、宝具の応用による機能付与を可能とする。
【保有スキル】
高速詠唱:C
魔術詠唱を早める技術。
彼の場合、魔術ではなく翻訳・翻案と称する作業の進行に恩恵があるようだ。
魔眼:E
限定的な過去視。
呼び水となる関連情報が無ければ発動できず、
また純粋に視覚情報しか取得できない。
【宝具】
『ささやかなこの書に御恵みを垂れ給え(ブリート・イ・ブレンヒネズ)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:制限なし
ブリテンの言葉で書かれたまことに古い一冊の書。
彼がこの書物を“訳し”て語った言葉は事実として受け取られ、
万物に作用する暗示として機能する。
【解説】
仏名ジョフロワ・ド・モンムート、
英名ジェフリー・オヴ・モンマス。自称慎ましいブリトン人。
1090年頃に生まれ、1155年に没したとされるが
著作と、オクスフォードで教鞭をとっていた事以外は今一不明な人物。
オクセンフォルディア司教座助祭ワルテールスから一冊のブリテン語の古書を贈られ、
彼の求めに応じてこれをラテン語へ翻訳し、この「事実に基づく歴史書」を記した。
という世迷言を添えて1136年頃に世に出されたのが『ブリタニア列王史』であった。
大部分が創作である、と同時代人にもこれを疑い批判する者があったにも関わらず
『ブリタニア列王史』は広く長く事実として信じられ「歴史」として引用され続けた。
現存写本数も、印刷術普及以前の書物として圧倒的な二百を数える稀有な書である。
一応は歴史書として書かれた『列王史』は基本的に事実を淡々と追う形式をとるが、
そのアングロ=ノルマン語翻案詩『ブリュ物語』は人物の感情にも重点を置いて描く。
この詩を捧げたヴァースや、騎士物語としてのアーサー王物語の父クレティアンは
メッシュ頭の豹変居士曰く、過去視の持ち主か当時から生きて来た精霊かと思わせる程
「自分で見て来たかのように生々しく、どこか懐かしむように歌い上げ」たという。
ブリート・イ・ブレンヒネズ、『王の年代誌(Brut y Brenhinedd)』は
実際には『ブリタニア列王史』のウェールズ語翻案書名。通称ウェールズのブルート。
そのバージョンの一つが一時期、ジェフリーの主張した原作書物かと考えられた。
最終更新:2020年03月22日 21:44