狩人アンドレイ

【元ネタ】ロシアの寓話
【CLASS】ライダー
【マスター】セレニケ・アイスコル・ユグドミレニア→ジーク
【真名】狩人アンドレイ
【性別】男性
【身長・体重】185cm・79kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力D 耐久C 敏捷B 魔力E+ 幸運A+ 宝具A+
【クラス別スキル】
対魔力:A
 A以下の魔術は全てキャンセル。
 事実上、現代の魔術師では彼に傷をつけられない。

騎乗:A+
 騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。ただし、竜種は該当しない。

【固有スキル】
ナウム爺さん:EX
 「どこか知らん場所」にいる「なにか知らんもの」の正体。姿の見えない万能人。
 主人たるアンドレイの呼びかけに応じて、どこからともなく現出し、豪勢な料理や酒を瞬く間に用意して客に振る舞い、片付けるも一瞬。
 つむじ風を起こして行きたい場所に運び、黄金の御殿が建った島をも創り出せる、規格外の存在。
 だが、あまりに万能すぎるゆえに、サーヴァント・アンドレイによるナウム爺さんの使役には、大きな制約が架されている。
 具体的に言うと、マスターの保有する令呪よろしく、三回までしか呼び出せられない。

魔女の智慧:B+
 ババ・ヤガーの娘である賢夫人マリア姫が授ける知恵と加護。
 幸運判定に成功することで、助言を聞いたり、道具にエンチャントを施してもらったりすることができる。
 また、ライダーの場合は魔女が配偶者であるため、例外的に“内助の功”スキルも複合されており、
 幸運判定の成功率にも自動で補正がかかる。

【宝具】
『時空跳躍:蛙婆さん(スタラエ・リグシュカ)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:2~50 最大捕捉:不明
 沼に三百年暮らす蛙の婆さん。
 宝具に付属する搾りたての牛乳の壺につけておくことで、アンドレイが騎乗可能なサイズにまで膨張する。
 あらゆる動物が飛び越えられない、火の川を飛び越えた跳躍力を以て、敵に降り注ぐダイビング・ボディ・プレスで以て攻撃をする。
 また、極低確率ながら、この宝具を真名解放することで“ナウム爺さん”の使用回数が一回だけ復活することがある。
 (“ナウム爺さん”使用回数が復活した場合、この効果は消滅する)。

『三商人の宝物(トリー・サクローヴィシェ)』
ランク:C~A+ 種別:対人、対軍宝具 レンジ:不明 最大捕捉:不明
 三商人からだまし取った宝。
 Cランク宝具『ひとりでに相手を打ち倒しにいく棍棒』、
 Bランク宝具『水兵付きの軍船をひとりでに作り出す斧』、
 A+ランク宝具『騎兵・歩兵・砲兵を呼び出す笛』の三つ。
 召喚の際に一つだけ選択し、その一つのみを宝具として使用可能となる。
 また、ナウム爺さんを利用してだまし取った逸話から、“ナウム爺さん”の使用回数をひとつ消費することで、
 選択しなかった宝具ひとつを3ターン使用可能となる。

【Weapon】
『猟銃』
 型は不明の猟銃。

『やっとこ鋏』
『錫の棒』
 気性の荒い子守歌ねこを無力化する際に用いた装備。やっとこで押さえつけて棒で叩く。
 ねこは鉄の帽子三枚重ねを二枚破壊し、鉄の棒、銅の棒をもへし折ったが、
 最終的に錫の棒がねこの背中を搦めとって捕らえた。
 この装備にはマリアによるエンチャントが予め付与されている。

【解説】
 「どこか知らんがそこへ行け、なにか知らんがそれを持ってこい!」という異様に長いタイトルの、ロシア寓話の登場人物。
 とある国の独身の王に狩人として仕え、ある不猟の日に雉鳩に化けた美姫マリアを撃ち落とし、彼女の懇願に答えて助け、夫婦となる。
 夫婦としての暮らしを続けるうち、彼女の知恵がもとで国の大臣、ひいては王にマリアの美しさが知られることとなる。
 王はマリアの虜となり、大臣にアンドレイの始末を命じる。
 無理難題に途方に暮れる大臣は、居酒屋で偶然出会った、襤褸を纏った酔っ払いの献策を聞き、王に提示する。
 一つ目に「あの世へ行って父王の近況を聞く」、二つ目に「地の果ての国から凶暴な子守歌ねこをとってくる」、
 そして、最後に「どこか知らんがそこへ行け、なにか知らんがそれを持ってこい」と命じられる。
 二つ目まではマリアは「お遊び」と評し、彼女の知恵で首尾よく王命を達するが、三つ目に関してはマリアも「仕事らしい仕事」と本腰を入れて知恵を絞る。
 マリアはまずアンドレイを母ババ・ヤガーのもとまでやって、そこで「どこか知らん場所」を知っているカエル婆さんの協力を得て辿り着き、「何か知らんもの」ことナウム爺さんに出会う。
 ナウム爺さんはアンドレイを気に入り、彼に同行することとなるが、その帰路の途中でナウム爺さんが創った「御殿付きの島」で、
 特別な宝を持った三商人の船を迎え入れ、商人らが持つ宝を、ナウム爺さんとの共謀でだまし取った。
 国に帰ったアンドレイは、マリアから「自分は追われていて、家を焼かれた」旨を聞き、ナウム爺さんに頼んで海岸に御殿を建ててもらい、
 宝を用いて召喚した軍勢、艦隊を以て、討伐に出た王軍を撃破。棍棒で国王を討ち、アンドレイが代わって王になるところで物語は終了する。
最終更新:2020年03月22日 21:52