【元ネタ】史実
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】トーマス・バズビー
【性別】男性
【身長・体重】cm・kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷E 魔力D 幸運D 宝具C
【クラス別スキル】
気配遮断:E
サーヴァントとしての気配を絶つ。隠密行動に適している。
とはいえ生前直接的にはただ一人の一般人を殺害したに過ぎない彼のスキルランクは事実上の最低ランクであり、自らが標的への害意を強く意識すると
気配遮断は解ける。
【固有スキル】
道具作成:D+
宝具と
無辜の怪物スキルの影響で獲得した魔術的な道具を作成する技能。
魔術の素養を持たないアサシンに恣意的にこのスキルを使いこなすことは難しい。
一応、サーヴァント化に際して生前の通貨偽造行為にちなんで不等価交換の魔術についての知識も一部心得ている。
無辜の怪物:C
死して呪いを遺せし殺人者。
死後彼の遺品に関する風説から生まれたイメージによって、過去や在り方をねじ曲げられた怪物の名。
これによりアサシンはかろうじて(反)英雄としての在り方を得、低ランクながら
道具作成スキルを獲得している。
偽装工作:D
騙しの技術。通貨偽造を応用した認識操作。
贋作を用いた一部のカムフラージュ行為に有利な補正を得る。
ただし、このスキルが高ければ高いほど、英雄としての霊格は低下していく。
【宝具】
『血塗れた呪わしの椅子(ザ・バズビー・ストゥープ・チェア)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:0~1 最大捕捉:1人
アサシンがリタイアしたとき、彼が現界中長く触れていた物品に呪詛を付与する。
この宝具により変質した物品を使用した者は使用時間に応じて幸運値を次第に削られていき、長時間使い続ければ最終的にひとりでに頸部を圧迫され死亡する。この時の窒息や頸部へのダメージをやり過ごしたとしても、その時点で本人に残っているのは、致命的な不運だけである。
なおこの呪いは魔術に由来するものでないため、
対魔力などでのレジストは無効。
この宝具の効果対象はアサシンが現界時に最も長く触れた、または多く使った物品に対して自動的に決定するため、現界後に見つけた椅子以外の物であっても対象となる。生前使っていた椅子への愛着、執着の大きさに近いほど呪いの効果量は上昇するが、逆に関心が持てない物ほど効果は劣化していく。
この宝具の隠れた特性は、これがアサシンの死後発動する宝具である事で、アサシンの召喚後実在のバズビーズチェアも本物の呪具として変質している事である。
この椅子をさらに二重で宝具の対象とした場合呪いの効果は何倍にもなり、接触しただけで呪いが発動し、座った者は幸運以外のステータスも次第に奪われていく。
【解説】
トーマス・バズビーは18世紀イギリスの人物。座った者に死を齎すという呪いの椅子「バズビーズチェア」の由来となった。
彼は生前とある椅子をひどく気に入っており、暇さえあればいつもその椅子を使っていた。
彼は結婚し富豪の娘を妻に迎えるが、彼女の父親は素行の悪い彼に娘を渡すことを拒んでいた。しかしバズビーは妻を連れ戻しに来た義父と争いになり、絞め殺してしまう。
このとき義父は、バズビーの目の前で彼の椅子に座っていたという。
彼は殺人により彼ら夫婦の暮らした宿屋の前で絞首刑に処され、その椅子は宿屋の跡に出来たパブへと渡った。
殺人犯が愛用した曰く付きの椅子は人々の興味を引き、度胸試しに座る者が相次いだ。しかしその結果、総勢61名ないし65名の人間がこの椅子に座った後短時間で死亡したという。
座った者はバズビーの怨念に取り殺されるという噂は真実だったのか。現在この椅子は博物館に寄贈され、もはや座る者はいない。
低スペック、しかも本領発揮はリタイア後という弱小サーヴァント。その宝具すらも甚だ使い辛いというまさかの三重苦である。
宝具によって呪具に変えられる対象は使用頻度によって自動的に決定されるので、うっかり扱い辛い、またはアサシンの興味が無い物に適用されると悲惨である。
いわんや直接戦闘など出来る筈もない。
最終更新:2020年03月23日 21:48