マリー・アントワネット

【元ネタ】史実、Fate/Grand Order上の設定
【CLASS】アヴェンジャー
【マスター】
【真名】マリア・アントーニア・フォン・ハプスブルク=ロートリンゲン
【性別】女性
【身長・体重】160cm・52kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力B+ 耐久B 敏捷D 魔力D 幸運E 宝具A+
【クラス別スキル】
復讐者:A
 復讐者として、人の恨みと怨念を一身に集める在り方がスキルとなったもの。
 周囲からの敵意を向けられやすくなるが、向けられた負の感情はただちにアヴェンジャーの力へと変わる。

忘却補正:A
 時がどれほど流れようとも、彼女の憎悪は決して晴れない。
 たとえ、憎悪より素晴らしいものを知っていたとしても。

自己回復(魔力):D
 復讐が果たされるまでその魔力は延々と湧き続ける。魔力を微量ながら毎ターン回復する。

【固有スキル】
反革命:A
 革命・反王権思想に対する憎悪の顕われ。
 “自身に憎悪を向けている”と定めた相手への攻撃にプラス補正がかかる。
 よって、極めて範囲の広い特効スキルとして機能する。
 図らずも、自身を含めた多くの罪なき人を処刑した恐怖政治に似た性質を宿す、悪辣なスキルとなっている。

妖艶肢体:A++
 男の性欲を満たす天性の肢体。
 性技の手練手管も複合されており、特異な性癖を持たない限り、男はその豊満な体の魅力に抗えない。

醜聞の首飾り:EX
 ラ・モット夫人による詐欺事件を象徴し、革命の引き金にもなったと言われる首飾り事件の余波を示すスキル。
 史実に於いては結局所有できなかったこの首飾りは、“民衆からの不当搾取”を示す証としての能力を宿し、周囲から無差別に魔力を搾取する。
 この首飾りのデザインは史実とは異なり、絢爛豪華な首飾りではなく、宝石が散りばめられた首輪として彼女の首に絡みついている。
 ――ひとたび首輪を取れば、そこからは鮮血がにじみ始める、まるでさっき刃が通されたような鮮血が。

【宝具】
『三色旗を啄み裂け、双頭の鷲(ドップルアドラー・フォン・アンツィ=レヴォルツィオーン)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:50人
 革命の熱によって正気を失った民に剥奪された王権、その最後の輝きと足掻き。
 外見は、ハプスブルク家の紋章に用いられている巨大なる双頭の黒鷲。
 王権の消失によって全身は腐敗し、まるでゾンビのように所々から白骨が覗いている。
 真名解放により王権の敵対者に攻撃を加えるのは“本来の宝具”と同じではあるが、
 攻撃を受けた者には、革命で流れた夥しい量の血によって、溺れる幻覚の中に突き落とす追加効果も有する。
 精神抵抗判定に失敗すると、相手はそのまま血の海の中で溺死する。
 抵抗には運命の打破力ではなく幸運が重要となり、「誰かを処刑に追いやった」過去を持つ英雄の判定には不利な補正がつく。

【解説】
 悲劇のフランス王妃、マリー・アントワネット。その側面。
 フランスを愛し、フランスに殺された“オーストリア女”の、フランスを憎む極小の可能性と、FGO内で僅かに言及された側面の顕現。
 J・R・エベールとパリ・コミューンによる陰謀によって、実の息子との近親相姦をでっち上げられた末に断頭台に送られる。
 その息子ルイ=シャルル(ルイ十七世)も、恐怖政治を推進したいジャコバン派によってタンプル塔で洗脳を受け、洗脳は次第に虐待へと変貌する。
 エベール派の失墜、熱月の反動による恐怖政治終焉によって、ルイ=シャルルはいくらか人道的な扱いを受けられるなったが、
 時すでに遅く、衰弱しきっていた彼の短い生涯は、待遇改善から一年もしないうちに燃え尽きた。
 ルイ=シャルル生存時から、風聞程度ではあるものの、替え玉説は出ており、その死後にまるで罪悪感を和らげるかのように替え玉説は再燃。
 有識者たちも一時は振り回されたが、現在ではDNA鑑定による替え玉説の完全否定が実現している。

 それらの欺瞞に対する不快感と憎悪を、彼女は決して隠さない。
 ゆえに、彼女は決して「マリー・アントワネット」と名乗ることはないだろう。

 なお、このサーヴァントの体重は史実に残っているバストの分を足した数字。要するにB100cm越え推定Nカップ。
最終更新:2020年03月23日 21:56