大石鍬次郎

【元ネタ】史実
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】大石鍬次郎
【性別】男性
【身長・体重】164cm・52kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力C 耐久E 敏捷A 魔力E 幸運E 宝具C
【クラス別スキル】
気配遮断:B
 サーヴァントとしての気配を絶つ。隠密行動に適している。

【固有スキル】
人斬り:B
 刀で人を斬ることに特化した剣術スキル。
 勝つことのみを目的とした実践的な剣術であり、求道者的な精神とは無縁のものである。
 それゆえ、強く、脆い。

殺戮技巧:B
 使用する道具の「対人」ダメージ値にプラス補正をかける。
 伊東甲子太郎の暗殺に槍を用いたという伝承も残っていることから、アサシンの殺人技巧は剣術のみに限らない。

切落:B
 きりおとし。一刀流の基本にして極意。
 相手の一撃を切り落とす(軌道を変える)と共に斬撃を浴びせる、攻防一体の一閃。
 相手の近接攻撃の対象になった時、それが剣技で対応できるものであれば、このスキルのランクとの対抗判定を課せる。
 相手が判定に失敗した場合、その攻撃を無効化し、斬撃によるダメージを与える。

【宝具】
『誓いの羽織(ちかいのはおり)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
 浅葱色の羽織。幕末に京を震撼させた人斬り集団「新選組」の余りに有名な装束が宝具へと昇華されたもの。
 装備することによりアサシンのパラメーターを向上させ、武装をランクアップさせる。
 ただし、この宝具の発動中は気配遮断スキルは使用不可となる。

【Weapon】
『大和守安定』
『加州清光』

【解説】
 人斬り鍬次郎とあだ名された新選組の隊士。
 小野派一刀流、天然理心流を修め、沖田総司と並び評される剣士だったという。
 戊辰戦争の折に脱走し、江戸で潜伏生活を送っていたが、彼を恨む元御陵衛士らによって謀殺された。

 若かりし頃に事情あって(女性問題だとも)脱藩し、武州日野の大工の下で働く傍ら、剣術道場で天然理心流を学ぶ。
 池田屋事件の後に行われた新選組隊士募集の折に入隊。
 暗殺を主とした任務に付いたとされ残酷で道理を弁えない人物だったとされるが、鍬次郎を貶める為の捏造が多く、実情は疑わしい。
 新選組を裏切り御陵衛士を結成した伊東甲子太郎の暗殺にも関わったが、
 その凶器は槍だったとも刀(永倉の『顛末記』)だったともされ、判然としない。

 戊辰戦争の折には近藤勇の側近を固めていたが、甲州勝沼での敗戦を切っ掛けに脱走。
 以後は江戸で妻子とともに潜伏生活を送る。
 しかし、元同僚の三井丑之助や元御陵衛士の加納鷲雄らの奸計により捕縛され、
 坂本龍馬、中岡慎太郎および伊東甲子太郎殺害の容疑で拷問にかけられた。

 激しい拷問から逃れるために一度は坂本龍馬、中岡慎太郎を暗殺したと嘘の自供をするも、後に撤回。
 伊東甲子太郎暗殺については公務であったとして無罪を主張したが、
 元御陵衛士らの恨みもあり私闘と見做され斬首刑に処された。

 現在では人斬りとしての悪名が残っているが、実際のところは彼を恨みに思う者の捏造や子母澤寛の創作に拠るところが大きいようだ。
最終更新:2020年03月23日 22:01