【元ネタ】アイルランド伝承
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】トァン・マッカレル
【性別】男性
【身長・体重】159cm・55kg(召喚時)
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力D 耐久C 敏捷C 魔力B 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
陣地作成:C
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
小規模ながら隠密性に優れた工房を作成できる。
道具作成:D
魔力を帯びた器具を作成できる。
人間以外の形態でもできるかは定かでない。
【保有スキル】
自己保存:EX
マスターが無事であり貯蔵魔力が残る限りにおいて、
何度死亡しても別の形へと変成して存在し続ける。
マスターが死亡した場合、彼は速やかに消滅する。
人間観察:D++
人々を観察し、理解する技術。
ただ観察するだけでなく、名前も知らない人々の生活や好み、
人生までを想定し、これを忘れない記憶力が重要とされる。
彼の場合、そこそこの理解力と人の域を外れた記憶力を示す。
神性:E
明確な証拠は無いが、
西方の彼方より来たったパーソロン族は死の神の縁者とも語られる。
この神霊適性は即死効果に対して若干の耐性を発揮する。
【宝具】
『寄せては返す来寇の史(リャウール・ガヴォーラ・エイラン)』
ランク:B 種別:対智宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
エリンの神話時代を見届けたトァンが有する、
智慧の鮭フィンタンが与えるものと同域の叡智が宝具化したもの。
副効果として五種族全ての魔術を駆使する事が可能となるが、
ダーナ、ミレシア以外の魔術基盤は現代において著しく衰退している。
【Weapon】
パーソロン族だった頃の彼が、フォモール族との戦いに用いていた槍
【解説】
神話サイクルの登場人物にして語り部、カレルの息子トァン。
ノアの孫娘ケスィルの夫フィンタン・マク・ボーフラに次ぐ神話の生き証人。
元々はパーソロン族、セラの息子パーソロンの弟スターンの息子であり、
変成・転生を繰り返してパーソロン、ニームド、フィルボルグ、ダーナ、ミレシアと
エリン(アイルランド)にやって来た五種族の興亡に立ち会って来た人物。
パーソロン族到来時のエリンには三つの湖水、九つの河、一つの平野しか無かったが、
彼等はこれを増やして行き、また祭司、詩人、戦士を任命しフォモール族と戦った。
24組の男女でやって来た一族が5000人まで増えた頃、疫病に襲われ彼を残し滅亡する。
たった一人でもう22年生きたトァンは新種族ニームドの来冠を見て、老いた身を恥じ
身を隠していた。そしてある朝、若々しい牡鹿へと変成しており、鹿の王となった。
彼はその後も猪の王、海鷲、鮭に姿を変えて更に三種族の来冠を見届ける事になる。
8060人まで増えたニームド族が30人に激減して去った時、トァンはこれを見届けた。
ニームド族の末裔『皮を持つ人』フィルボルグ族が動物の皮袋の船に乗って来た日も、
トァンが五種族で唯一『天上から来た』『神々』と表現したダーナ族が現れた日も、
モイトゥラの大戦でも、ミレシア族にダーナ族が敗れ去る時も、彼は静観者であった。
やがて鮭トァンはミレシア族カレルの妻に喰われ、カレルの息子として生まれ出る。
人として老いた彼は、パーソロン時代からの全ての記憶を欠ける事無く保っていた。
己の知り得た全ての歴史、物語を後世に残す事こそが最初の疫病に生き残った理由、
天命であったのだとトァンは悟る。そして彼は、正しく「書き記す」事のできる者、
学識深く信頼できるキリスト教徒・聖フィネンと出会い、神話を語るのであった。
最終更新:2020年03月23日 22:06