ロバート・クライヴ

【元ネタ】史実
【CLASS】アサシン
【マスター】シロウ・コトミネ
【真名】ロバート・クライヴ
【性別】男性
【身長・体重】180cm・92kg
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷D 魔力D++ 幸運B 宝具A++
【クラス別スキル】
気配遮断:D
 サーヴァントとしての気配を絶つ。隠密行動に適している。
 ただし、自らが攻撃態勢に移ると気配遮断は解ける。

対魔力:E
 魔術に対する守り。
 無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。

騎乗:B+
 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
 ただし、宝具『唯一無二なる覇権確立』によって現出させる神代インドの騎乗物などはその限りではない。

【固有スキル】
離間工作:A
 戦闘を行う前、準備段階で相手陣営の信頼関係を崩す才能。
 精神攻撃に特化した破壊工作
 ランクAならば、指定陣営の信頼関係をほぼ崩壊寸前に追い込める。
 ただし、このスキルが高ければ高いほど、英雄としての霊格は低下していく。

二重召喚:C
 アサシンとライダー、両方のクラス別スキルを獲得して現界する。
 極一部のサーヴァントのみが持つ希少特性。

海賊の誉れ:D+
 海賊独自の価値観から生じる特殊スキル。
 低ランクの精神汚染、勇猛、戦闘続行などが複合されている。
 厳密には彼は海賊ではない(傍から見ればそうにしか見えなくとも)のだが、
 植民地支配機関の司令官として、並みの海賊に勝るとも劣らない強欲さ・残虐さを有する。

黄金律(卑):A
 どのような地に降り立とうと、効率よく現地民から金銭を巻き上げ、
 占領地で私腹を肥やすために頭脳を働かせる知恵。
 “海賊の誉れ”スキルとの兼ね合いにより、血も涙もない徴収による、途轍もない額の蓄財が可能。

【宝具】
『唯一無二なる覇権確立(ブリティッシュ・ラージャ・アドワイチャ)』
ランク:B~EX 種別:対軍宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
 “『英国王』のサーヴァントが当聖杯戦争に現界していない”という条件を満たすことで発動できる、
 英国によるインド支配の基盤を築いた功績の具現たる宝具。
 自身と対峙したインド出身の英霊が行使するあらゆる神秘を大幅に弱体化させる。
 ――だが、この宝具の真価はそこにはなく、現地での蓄財を魔力に変換してインドの英霊が保有する宝具を現出させることにある。
 国家を買い取れるほどの財があれば、核兵器とも評されるほど強力な神代の宝具を、自由に取り出し使い潰すことができる。
 (ちなみに、この宝具が指す英国王の基準は広く、連合王国君主はもちろん、
 全時代のイングランド王、スコットランド王、ウェールズ大公、七王国の諸王、かの“騎士王”や“卑王”なども含まれる。)

 その条件を満たさない限り、このサーヴァントは事実上、宝具を有さないサーヴァントとして扱われる。

【Weapon】
『ヴィマーナ』
 『唯一無二なる覇権確立』で現出させることが可能な神代の飛行装置。使用頻度が高い宝具の一つ。
 機体にはイギリス東インド会社の社旗(なぜか自身と縁のない変遷後のデザイン)が全面ペイントされているため、
 ヴィマーナの機種識別、および、宝具として有するかもしれない能力の使用が不可能な状態となっている。
 お値段は一機でスポーツ競技場が建つ程度のお手頃価格(ちなみに、社旗ペイントもタダではない)。

【解説】
 イギリス東インド会社の書記から一転、武官として大功を挙げ、イギリスのインド支配の基礎を築いた人物。
 イングランド中西部の名家に生まれながらも、素行不良かつ無軌道な少年時代を送り、18歳で東インド会社の木っ端書記として入社し、
 着任先のマドラスでフランス軍捕虜となる憂き目に遭う。
 そこから彼は自力で脱出し、若くして英国将校に任命。フランス東インド会社との戦いで頭角を現し、
 彼の悪辣な戦略思考は、1757年のプラッシーの戦いで完全開花。
 ベンガル軍のミール・ジャアファルを裏切らせて、ほとんど軍を機能しない状態に追い込んだこの戦いは、
 3000足らずの寡兵で以て、30000を超えるベンガル太守軍を打ち破った。
 これによりインドにおけるイギリスの覇権が確立し、ヴィクトリア朝に築かれる英領インドの基礎はここに完成し、
 インド全体がじわじわとイギリスの傀儡へとなり果ててゆく。
 だが、クライヴの栄達はここで終わり、インドでの不正蓄財を弾劾されて財産を没収され、
 その一件による屈辱と阿片中毒などの病を苦にして、ロンドンの自宅で喉を掻き切って自殺。
 なお、現地でアドワイチャと名付けたアルダブラゾウガメを飼っており、このアドワイチャは、驚くことに12年前まで存命であった。
最終更新:2020年03月23日 22:08