【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】タレーラン
【性別】男性
【身長・体重】172cm・60kg
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力E 耐久D 敏捷E 魔力B 幸運A 宝具B
【クラス別スキル】
陣地作成:B
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
“工房”を形成する事が可能。
【固有スキル】
黄金律:C
人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。
戦略:C+++
外交や兵站など大局的に物事をとらえ、戦う前に勝利を決する力。
タレーランの場合、特に卓越した外交手腕を表す。
ジオマンシー:B
フリーメイソンで土占い、地相術とも呼ばれる魔術系統を習得している。
絹の覆い:A
「絹の靴下の中の糞」と評された逸話から得たユニークスキル。
自身の思考、精神性を隠蔽し、対象が自身に対して抱いている印象・感情を操作できる。
タレーランはこのスキルを宝具『全ての時代に、全ての人々に』と組み合わせることで、変幻自在の外交術を可能とする。
ただし、精神干渉に対する耐性で無効化可能。
【宝具】
『全ての時代に、全ての人々に(ア・トゥ・レ・タン ア・トゥ・レ・ププル)』
ランク:B 種別:結界宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:100人
普遍的な物理量基準『メートル』の制定を提唱した事で獲得した宝具。
結界内における対象を任意で選択し、距離、速度、大きさの増減に関わる概念的、神秘的干渉をすべて無効化――初期状態に戻す。
物質的なものだけでなく観念的なものも対象に含まれるため、
スキル:絹の覆いで操作した対象の感情の“大きさ”を初期状態にする、などといった使用法も可能。
【解説】
フランス革命、ナポレオン帝政、復古王政における政治家。
交渉に卓越した者を例える言葉として彼の名が挙げられるほどの名外交官である一方、不義不徳の点でも悪名高い。
また方方で浮名を流した伊達男でもあった。
片足に障害を持っていたため聖職者の道に進み、司祭となる。
しかし革命へと突き進むフランスにあって、タレーランは反カトリック的な行動を繰り返し、教皇から破門された。
その後、外交使節としてイギリスにいる間にロベスピエールらによる恐怖政治が敷かれるようになると、祖国を捨ててアメリカに亡命。
ロベスピエールらが処刑された後にフランスに帰国し、ナポレオンのクーデターに与して外務大臣に任命された。
その卓越した外交手腕はナポレオンからも高く評価されたが、人間的にはあまり噛み合わず、
ナポレオンから「絹の靴下の中の糞」と酷評されたこともある。
また、欧州の勢力均衡による安定を図るタレーランと、拡大戦略を取るナポレオンの戦略は相いれず、
ついには諸国連合と内通しナポレオンを失脚させるに至った。
その後は
諸国の不和や、ナポレオンのエルバ島脱出と百日天下を利用して巧みな外交を展開し、フランスの国益を守り切った。
その後も政治家として活動し、七月革命でもルイ・フィリップの即位に貢献している。
最終更新:2020年03月23日 22:15