【元ネタ】史実
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】ルイ十一世
【性別】男性
【身長・体重】175cm・65kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷B+ 魔力C 幸運B 宝具B+
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
【固有スキル】
戦略:B
外交や兵站など大局的に物事をとらえ、戦う前に勝利を決する力。
王権の大部分を用いてフランス全土に道路を敷設し、飛脚制度を制定。
国を富ませるのみならず、彼の陰謀の助けにもなったという。
蜘蛛糸の球:A
自らの魔力を繊維状に放出し、球形状にして固着させる。
魔力球はキュー・スティックを除く何らかの対象に接触した際に、
糸に戻って相手を捕縛したり、炸裂して相手を吹き飛ばしたりする事が出来る。
蜘蛛糸の果て:A
邪悪を画策する能力。
蜘蛛が作った網のように相手を取り込み、貶める。
【宝具】
『遍在する蜘蛛(レ・ユニヴェルセル・アレニエ)』
ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
『遍在する蜘蛛』と呼ばれた逸話が宝具となったもの。
ルイ十一世が因果的に存在しうる場所であれば、其処に“ルイ十一世が存在していた”事にし、
本体と思考・能力を同じくする分身を配置できる。
ただし、分身は“其処にルイ十一世が存在し得ない事を知っている者”に知覚された瞬間に消滅する。
『罪深き撞球盤(アンリ・ド・ヴィーニュ)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:50 最大捕捉:15人
世界初のビリヤードテーブルが宝具にまで昇華されたもの。固有結界とは似て非なる大魔術。
周囲間をビリヤードテーブルに見立て、内外の空間を分断。さらに中央に虚数空間へ通じる穴を開ける。
中央の穴へ放り込まれた者は、対虚数空間用の能力を持たない限り脱出できず、やがて消滅する。
また、この空間内での戦闘において、ノックバック効果を十倍にして計上する効果もある。
【weapon】
『キュー・スティック』
ビリヤードに用いられる棒状の用具。
彼がランサー適性を持つ所以でもある。
【解説】
フランス・ヴァロワ朝の王。父は百年戦争を終わらせた勝利王
シャルル七世。
慎重王、遍在する蜘蛛といった異名を持ち、策謀に秀でた。
その政治的力量が評価される一方で、その人望は薄く、ルイ十一世に敬服していた腹心コミーヌさえ「誰にも愛されていなかった」と評している。
父
シャルル七世とは不仲であり、何度も父王の退位を謀ったという。
また「シャルル7世は息子に毒を盛られるのを恐れて食事に手を付けず、飢え死にした」との風聞も残されている。
だが、王位継承後は父の集権化政策を引き継ぎ、権謀術数の限りを尽くして国内の大諸侯の勢力を減殺。
当然、その目論見は国王と貴族の対立に繋がり、やがて国内最大の君公であるシャルル豪胆公率いる公益同盟と衝突に発展する。
シャルル豪胆公との戦いでは戦術的には劣勢に陥ることもしばしばであったが、
謀略を駆使して戦略的な勝利を収め、スイス傭兵の力も借りて、最終的に勝利することに成功。
フランス王国の支配基盤を固めた。
内政面では印刷術の保護、養蚕の普及、鉱山の開発といった賢明な産業政策を取り、
また、珍しい動物の蒐集に熱中し、科学にも興味を持っていたという。
さらに、シャルル豪胆公が体現する騎士道精神、封建的君主像を軽蔑していたと言われる。
一方でキリスト教への信心深さや占星術など迷信への傾倒といった側面もあり、一概に近代的君主だったとも言い難い。
また、人物像についても最悪に近い。
旺盛な支配欲の権化で恩義を仇で返す皮肉な悪口屋の執念深い冷血漢。
粗野で神経質、正義や誠実観からかけ離れた陰険な現実主義の持ち主だったという。
最終更新:2020年03月23日 22:19