ホルエムヘブ

【元ネタ】史実
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】ホルエムヘブ
【性別】男性
【身長・体重】181cm・83kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力B 耐久A 敏捷B 魔力C 幸運C 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

単独行動:C
 マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
 ランクCならば、マスターを失ってから一日間現界可能。

【固有スキル】
神性:B
 神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。

皇帝特権:-(A)
 本来持ち得ないスキルも、本人が主張する事で短期間だけ獲得できる。
 ランクがA以上の場合、肉体面での負荷(神性など)すら獲得する。
 ……のだが、アーチャーは自らの宝具と引きかえにこのスキルを喪失している。

【宝具】
『後より来たりし曙陽に翳む(カーネヘト・セペドヘルー)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:1人
 抹消王ホルエムヘブの英霊殺しの矢。
 着弾と共に眩い光が炸裂し、英霊の偉業を、御名を、信仰の格を降下させる。
 この宝具の効果は、対象の英霊としての“格”に左右される。
 名が知れていても目立った功績がない英霊などは一撃で消滅させられるが、
 多大な功績を残した大英雄には効果が薄く、個体能力低下に留まる。
 ただし複数回の命中を繰り返せば降下が限界値に至り、対象は消滅する。
 標的の物理的頑強さ・耐久力を無視して効果は発動するが、矢自体の物理威力も皆無。
 あくまで英霊を消滅させることに特化した宝具であり、英霊以外の存在にも効果は無い。

 先王の記録を抹消し、建造物を破壊した王は世界史上に数多いれど、
 古代の宗教改革王と眠れる少年王の記録を抹消したアーチャーは
 抹消者として際立った存在と言えるだろう。


【Weapon】
『無銘・弓矢』
 通常攻撃として強力な矢を放つ。
 王位に着く前、アーチャーは戦場を馳せる武人であり、その軍歴は弓兵隊長から確認できる。

【解説】 
古代エジプト18王朝最後の王。あるいは19王朝の開祖。抹消王ホルエムヘブ。在位B.C1323- B.C.1295年。
ホルエムヘブとは祭礼の中のホルス神を意味し、本人もまた鷹の男を名乗った。
恐らく平民出身であり、数代前のアクエンアテンの時代から弓兵隊長を務めて出世し、
ツタンカーメン王の時代には軍最高司令となっていたと言われる。
彼の将軍時代の功績はアジア方面の遠征や植民地平定などが知られる。
盟友である大神官アイと共に幼いツタンカーメンに代わって執政し、
アイの後、ナクトミン将軍を倒して自ら王位についた。
ホルエムヘブはアクエンアテンから4代の王の建造物を破壊し、王名を改竄するなどして
彼らの存在を抹消しようとしていたことがわかっている。特にアテン神信仰は念入りに否定された。
それ故に彼は他人の事績を横領する自己顕示欲の強い人物だったと考えられている。
――しかし、当時のエジプトはアクエンアテンのアマルナ改革以来、
官僚の腐敗と王権の低迷、国内行政・経済の乱れが深刻だったと言われており、
ホルエムヘブはアメン神信仰の復活によって諸問題の解決を計ったという見方もできる。
事実、ホルエムヘブは王の権威を脅かしていた神官団を統制し、
厳格な規律を敷いて国内秩序の回復を成功させている。
ホルエムヘブの治世は約30年ほどで、その多大な功績から19王朝の開祖とも言われる。
後継者には自分と同じく軍人出身のパ・ラムセスを指名した。

【コメント】
弓兵隊長だったから適正クラスはアーチャー。
最終更新:2020年03月23日 22:42