【元ネタ】史実、『壬辰録』
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】金応瑞
【性別】男
【身長・体重】172cm・66kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷A 魔力D 幸運C 宝具C
【クラス別スキル】
気配遮断:B
サーヴァントとしての気配を絶つ。
完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。
【固有スキル】
天眼:A
「目的を果たす力」とされる、極めて特殊な魔眼。
一つの事柄を成しえると決めたらその成就のために全身全霊を傾け、必ず達成する。
いわば『自己の全存在を視線にのせ、目的に投射する』眼であるが、
その本質は『目的達成の為の手段』・無限にあるべき未来を『たった一つ』の結果に限定してしまう。
アサシンの場合は『目標点を斬る』事に特化しており、最適解としての斬撃として顕れる。
【宝具】
『壬辰之一閃』
ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
『壬辰録』において不死身の猛将を屠った逸話の具現。
敵将の不死の由来である鱗の隙を突いて首を斬り落とした眼力と、
その一点を正確に実行する技量。いわば「天眼」スキルの宝具化。
この敵将を暗殺した時に使用した匕首は「自動で敵対者に襲い掛かる魔剣」であり、
アサシンはその機動性能を自らの眼力と技量に上乗せすることで、更に効果を高めている。
限界まで精神を研ぎ澄ますことで叶うこの一撃は、弱点のない不死の逸話を持つ英雄さえも
落とし得るが、発動前に精神統一の時間が必要な上、発動直後は極度の疲労に襲われる。
【Wepon】
『小西飛の匕首』
所有者の敵に向かって自ら斬りかかるという魔剣。
唾を吐きつけると機動能力は失われる。
【解説】
李氏朝鮮の将軍。豊臣秀吉による朝鮮侵攻に対して活躍したとされる愛国英雄。
平民出身で幼い頃から武を好み、20歳という若さで科挙に合格した。
北方の女真族との国防の任に就き、築城と軍事訓練を行なっていたが、
南海から日本軍が侵攻してきたので、これと戦う将の1人に任命された。
日本軍は平壌を占領し、応瑞はこれの撃滅のために何度も敵情視察に城内へ忍び込んだという。
『壬辰録』では、応瑞は忍び込んで全身に鱗が生えた不死身(!?)の倭将の小西飛を殺したという。
この説話はともかく、平壌解放作戦で応瑞が活躍したのは確かであり、
更に前線で戦い続けて出世と貴族の地位を得た。
応瑞は人望も厚く、数千の日本軍の投降兵が彼の下に集ったらしい。らしい。…らしいよ?
また『壬辰録』では、日本軍総大将の
加藤清正を激しい戦いの末に討ち取ったことになっている。
日本軍が半島から去った後も金は兵使を歴任し、後の明の後金出兵にも副元帥として参加した。
この出兵に応瑞は不本意だったらしく、戦争でも思うような作戦が実行できなかったという。
晩年は病にかかり、国家を憂いながら死没した。
史実に於いては言うまでもなく小西飛=内藤如安も
加藤清正も朝鮮出兵で死んでなどいない。
『壬辰録』で金応瑞が倭将の魔剣を無効化して首を斬り落とすエピソードは、
芥川龍之介の短編『金将軍』にも見えるが、こちらは内藤如安でなく小西行長が倭将となっている。
【コメント】
うそはうそであると見抜ける人でないと朝鮮名将伝を読み解くのは難しい。
女関係の伝承が有名だけど省略。適正クラスはセイバーとアサシン。
最終更新:2020年03月25日 20:58