クライトーン

【元ネタ】クライトーン
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】クライトーン
【性別】男性
【身長・体重】167cm・58kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷B 魔力A 幸運A 宝具B
【クラス別スキル】
 対魔力:A
 A以下の魔術は全てキャンセル。事実上、現代の魔術師ではランサーに傷をつけられない。
 本来であればCランクの対魔力しかないが、常時発動している宝具の効果によって、
 このランクの対魔力を所有している。

【固有スキル】
魔術:B
 魔物調伏のための術式。……実は、催淫魔術の方が得意。
 僧侶から習った術がそれってどうなんだ。

【宝具】
『七聖一穿(ホークサッタロハ)』
ランク:B 種別:対魔宝具 レンジ:2~4 最大捕捉:1人
 師より借り受けた槍。七つの金属で構成される聖槍。
 正しき修行を積んだ者が持てば魔を斥ける力を宿す。
 真名解放には、この対魔力を攻撃的の為に反転させ、
 あらゆる魔を穿ち滅する刺突を繰り出す。
 生前の大敵である魔鰐は人理否定の特性を有していたが、
 破魔の力を持つこの槍が僅かに上回り、討ち取ることが出来た。

【解説】
タイ国ピチット県の伝承と、それを基にした物語の英雄。
メナム川上流の洞穴にはチャーラワンという巨大な人喰い魔鰐が住んでいた。
チャーラワンは魔法の牙(あるいは鋼の鱗)を持っており、不死身だった。
ある日チャーラワンは地上の美しい娘に惚れ込み、食べずに洞穴へ連れて行った。
娘の父である太守は、娘を救ってくれる勇者を募ったが、その誰もが魔鰐の餌食となった。
そんな中、交易を生業とする男クライトーンは僧侶より魔術を習っており、
師から護符と破魔の槍を借りてチャーラワン退治に赴いた。
クライトーンは呪文を唱えて魔鰐をおびき出し、槍で突き刺すと、魔鰐は川底へ逃げた。
クライトーンは水中でも道を作れる蝋燭で追跡して魔鰐を倒し、
さらわれていた娘とその姉妹、太守の財産をもらい、幸せに暮らした。
……その後、催淫魔術を使ってチャーラワンの元々の妻をめとったり、
それが元でクライトーン自身の妻たちとトラブるが起きたりしたのだが、まあハッピーエンドである。
クライトーンは実在した鰐狩りの名人であり、勇敢であったことから以上のような物語が作られたという。

【コメント】
絵本版だと鰐を退治してメデタシで終わりなのだが、
タイ古典的にはその後の色恋沙汰こそが本編という気もする。
適正クラスはランサーとキャスター。
最終更新:2020年03月25日 21:06