ピースア・ナーム

【元ネタ】プラ・アパイマニー
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】ピースア・ナーム
【性別】女性
【身長・体重】153cm・42kg
【属性】混沌・狂
【ステータス】筋力A+ 耐久B 敏捷C+ 魔力B 幸運D 宝具B+
【クラス別スキル】
狂化:B
 全パラメーターを1ランクアップさせるが、理性の大半を奪われる。

【固有スキル】
天性の魔:A
 英雄や神が魔獣に堕としたのではなく、怪物として産み落とされたものに備わるスキル。
 人の身では不可能に近いランクの筋力に到達している。

怪力:A
 一時的に筋力を増幅させる。魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。
 使用する事で筋力をワンランク向上させる。持続時間は“怪力”のランクによる。

変化:C
 借体成形とも。文字通り「変化(≒変身)」する能力。通常は美少女の姿を装っている。
 バーサーカーにとっての全盛期は愛する夫と息子と共に過ごした期間を指すので、
 美少女姿が本体となって現界する。

ストーキング:A+
 愛した標的を追い求め続けるためのスキル。
 五感と魔力を含めた野生の本能とでもいうべき代物で、彼女はどこまでもプラ・アパイを追い詰める。
 死して霊魂となってもプラ・アパイを縛り付けようとした逸話により、破格のランクを誇る。

使い魔:C
 現世に留まる幽霊の類を操ることができる。

【宝具】
『愛に堕ち、憎しみに狂う(ナーム・ピースア・サムット)』
ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:300人
 山頂にも達する巨大な鬼女への転身。
 変化スキルによって小柄な美少女の姿となっている期間、
 バーサーカーは対象への愛を深めていく。
 ―――そしてその愛が実らなかった時、裏切られたと認識した時、
 美少女は鬼女へとなって狂乱のままに殺戮者となるのだ。
 愛が深ければ深いほど、重ければ重いほど、その反動として鬼女は強大となる。

【解説】
タイ古典の大長編『プラ・アパイマニー』に登場する水棲の夜叉(ヤック)。
旅をしているプラ・アパイマニー王子に一目惚れして、彼が寝ている内に海中の棲家に連れ去った。
ピースアは美少女に化けてアパイに求婚したが、アパイは彼女の正体を見抜いていた。
しかし逃げ場はなく、求婚を断ったら食われてしまうと思い、夫婦となった。
数年後のある日、人魚の助けを受けたアパイはピースアとの間に出来た息子を連れて脱出した。
夫と息子に騙されたピースアは泣きながら後を追ったが、仙人に阻まれて逃してしまった。
それからしばらく時が経ったが、ピースアはアパイを見つけると彼に迫り、戻ってくれと懇願した。
それでも拒絶されたピースアは山ほどの大鬼となって、霊を使役してアパイを包囲した。
もはやこれまでと腹をくくったアパイは、得意の笛術でピースアを殺し、涙を流した。
夫婦として共に暮らし、子を作って育んだ仲であるピースアへの情も確かにあったのだ。
ピースアの死体は石に変じ、口からは生命力を強める仙液が湧いた。
この石の死体を焼けば復活したであろうことが神から語られている。
また、ピースアは死して霊魂のみとなってなおもアパイにつきまとったが、
アパイからの冥福の祈りを受けてようやく昇天した。
ピースアは夫には献身と愛情を捧げた良妻であったことは、アパイも理解していた。

【コメント】
パラメーターは狂化する前の表記。なお水中では敏捷B。
適正クラスはバーサーカーとキャスター。
最終更新:2020年03月25日 21:09