クン・ペーン

【元ネタ】クンチャンとクンペーン
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】クン・ペーン
【性別】男性
【身長・体重】175cm・66kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷A 魔力A+ 幸運C+ 宝具B+
【クラス別スキル】
陣地作成:B
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 “工房”の形成が可能。

道具作成:B
 魔力を帯びた器具を作成できる。

【固有スキル】
女難の美:B+
 見目の麗しさが原因で女難に遭いやすい―――という自覚が呪いのレベルまで達したもの。
 だがトラブルの半分以上は本人の軽薄多情な気質によるものである。

殺生戒:C
 自らに殺人を禁ずることで一部ステータスの向上に寄与する自戒系スキル。
 波乱の生涯の中で幾度も憎悪に堕ちかけたが、その度に殺人だけは回避した。
 ……ただ一つの例外を除いては。

魔術:A+
 出家中に修行した呪文や法術。
 極めて多彩な術を使いこなし、殆どの危難を突破している。
 タイ古典お馴染みの『大惚れの呪(テーパランチュワン)』が特に得意。

【宝具】
『金嬰丸(クマーン・トーン)』
ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
 キャスターが得た三種の宝物の一角。
 盗賊の娘を孕ませ、その胎を裂いて取り上げたキャスターの実子。
 無色透明で自在に宙空を飛び、神通力を持って父たるキャスターを守護する。
 これによってキャスターは矢よけの加護、不死化、幽霊使役などの能力を得て、 
 その他の魔術もランクが向上している。
 『金嬰丸』はあくまでキャスターを助けるための存在であって、直接的な戦闘力はないが、
 その代わりいかなる攻撃でも『金嬰丸』を傷つけることはできない。

【Wepon】
『天雷(ファーフーン)』/『朝霧(シーモーク)』
 それぞれがキャスターが得た三種の宝物の一角。
 『天雷』はセイバークラスの時に、『朝霧』はライダークラスの時に宝具として保有する。

【解説】
タイ古典文学の最高傑作『クンチャーン・クンペーン』の主人公。クン・ペーンセーンターン。
ラーマティボーディ2世の時代に実在した武人がモデルに作られた。
アユタヤ王朝の武将の子として生まれ、15歳の時に出家して、様々な法術、呪文を学んだ。
そしてこの後、幼馴染である醜男クンチャーンと美女ピムピラーイとの三角関係を中心に
クンペーンの波乱万丈の物語が進んでいく。
タイを代表する大将軍を務めるなどしている内に妻ピムと離れ離れになり
クンチャーンにピムを寝取られる…が、奪い返す。
盗賊の中に入りこんで三種の宝物を得る、クンチャーンと裁判で争っている最中に魔術で脱糞させる、
王の不興を買って囚人となる、息子と共に再び将軍として軍を率いるなど、正に波乱万丈の人生を送る。
好色かつ短慮軽薄な性格であり、被る災難の大半が自業自得だったが、恩人や王への忠義心は固い。
史実では武人だったらしいが、物語中では万能の魔術師として活躍することが多く、
大抵の試練は魔術で解決している。


【コメント】
「僧侶なら魔術くらい使えるだろ」とか「武将なら魔術師で不死身なのは当然だろ」といった
超理論の迷信が堂々とまかり通ってて草ですよ。
ていうか色々とすげぇなタイ古典。色恋の価値観がぶったまげの連続だ。
金嬰丸の能力は空飛ぶくらいしか描かれてないんだけど、
クン・ペーンの魔術はこの子の神通力でパワーアップしていたという設定にした。
適正クラスはセイバー・ライダー・キャスター。
最終更新:2020年03月25日 21:12