【元ネタ】史実
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】グエン・ニャック
【性別】男性
【身長・体重】181cm・78kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力A 耐久B 敏捷C 魔力D 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
【固有スキル】
扇動:A
数多くの大衆を導く言葉と身振りの習得。
特に個人に対して使用した場合には、ある種の精神攻撃として働くきわめて強力なもの。
武芸百般:C
ビンディン伝統武道による恩恵。
多岐にわたり培われた戦闘技術により、あらゆる戦闘状態に対応することが可能。
未知・未経験の状況にさえ、培われた技術と経験を駆使することで即座に対応してみせる。
【宝具】
『圧制砕く蜂起の剣(ソード・オブ・タイソン)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人
セイバーが平野で見つけた名剣。
英霊グエン・ニャック所有物というより、民衆蜂起の概念が具現化したもの。
民衆の声望を受けた盟主に帰せられた大義と希望の結晶であり、
セイバーを支持する民が多ければ多いほど、この剣の力は上昇してゆく。
現界した時点で、かつてセイバーを支持した西山衆の信望が剣に宿っており、
セイバーは扇動スキルによって現地民から支持を得て更に剣を高めようと目論むだろう。
【解説】
ベトナム・西山(タイソン)朝の中央帝。泰徳帝。1743年生誕。1793年没。在位1778-1793年。
西山は流浪の民や犯罪者が集まる地であり、ニャックは税務吏であったが、賭博で負けて山に逃げた。
ニャックはその辺の無頼の徒を集めてゆき、学識者、富豪も取り込んで
1771年に二人の弟と共に西山蜂起を始めた。
ニャックは当時の広南阮氏の苛政と戦うという大義を掲げており(その真意はともかく)、
百姓たちは続々と反乱に参加し、西山勢力は連勝を重ねて地方の中心都市を攻略し、
広南から平順にいたる広大な地域を占領した。
西山勢力は鄭氏には表面上の降伏して阮氏の覆滅に専念し、1782年にニャックは王を名乗った。
その後、西山勢力は内紛中の鄭氏を容易に倒し、事実上のベトナム全土を手に入れた。
西山兄弟は黎朝の復権を大義名分としていたが、結局三兄弟が三分割した領土を
それぞれ支配するようになり、ニャックは中部地方に座して中央皇帝を名乗った。
しかし、末弟フエの武勲が甚だしかったことが嫉妬を呼び、三兄弟は不仲になっていった。
更にフエが中国の大軍を撃退して光中帝と名乗ると、
兄弟間の不仲は決定的となり、西山朝の力は減退していった。
フエが若くして病没するとニャックも翌年死没し、阮氏残党の
グエン・フック・アインによって西山朝は滅ぼされた。
末弟のフエがベトナム史上最高の英雄と誉れ高いが、
ニャック自身にも、わざと檻に入って敵軍の城の中から自力で檻を破って見せたという
力と奇策を併せ持つ豪傑ぶりを示す逸話が伝わる。
また、平野で素晴らしい剣を、高地で金璽を手に入れたという伝説も残っている。
【コメント】
蜂起までの流れがツッコミどころ多い。民衆のためとか思ってなかっただろ多分。
ただの犯罪者のくせに一躍して英雄・王様に!
民から声望を集めまくると剣は対軍宝具に進化する。
ただし威力・レンジ・最大補足が上がろうともランクはBのまま。
適正クラスはセイバーだが、弟と同じ様に銀の槍を持っていた伝承もあるのでランサーも。
最終更新:2020年03月25日 21:19