ピスヌカー

【元ネタ】史実
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】ピスヌカー
【性別】男性
【身長・体重】167m・64kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷E 魔力B 幸運D 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

騎乗:D
 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み程度に乗りこなせる。

【固有スキル】
神性:C
 神霊適性を持つかどうか。ランクが高いほど、より物質的な神霊との混血とされる。
 天女の息子であると同時に、存在そのものが工芸神の擬人化である。

神授の智慧:C+
 工芸神より与えられた工匠としての様々な智慧。
 絵、彫刻、音楽、陸船、製鉄などその技能は多岐に渡り、建築と鍛冶に至っては神域の腕前である。

道具作成:A+
 魔力を帯びた器具を作成できる。
 十分な時間と素材さえあれば、宝具を作り上げることすら可能。

【宝具】
『幻想に失せよ、王輝の剣(プリヤカーン・マガヴァーン)』
ランク:C 種別:???宝具 レンジ:??? 最大捕捉:???
 ケート王に命じられて鍛えた鋼鉄の剣。
 厳密にはカンボジア王統の宝剣『プリヤ・カーン』とは別物なのだが、
 別の伝承でケート王が得たプリヤカーンと明らかに対応されているため、この真名を冠した。
 神域の鍛冶師であるセイバーが造り上げた宝剣であり、剣先を当てるだけで床を割ったという
 一部の伝承から、逸品であることは確かである。
 しかし伝承の中では完成してすぐに失われたため、その真価は誰も知らない。
 ―――否、設計者・作成者たる英霊ピスヌカーのみぞ知る。

【解説】
カンボジアの伝承に語られる工芸師。架空の王ケートの伝説の一部バージョンに登場する。
とある天女は下界の花を積んでしまったことから、下界で暮らさなければならなくなり、
中国人の男と子を作ったが、後に天界へ帰った。
残された子ピスヌカーは母を探し求めて再会することに成功し、母に連れられて天界へ登った。
そこで絵と彫刻の才を認められて、工芸神の弟子となった。
ピスヌカーは絵、彫刻、音楽、陸船、製鉄などをマスターし、神をも超える不朽の建築士となった。
ピスヌカーはインドラ神によって、カンボジアの王ケートの建築士となり、
宮殿や鉄製の宝剣を作り上げたが、宝剣が短かったためケートが不満を上げて仲違いし、
ピスヌカーは中国へ帰り、宝剣はトンレサップ湖に捨てられた。
王朝年代記では登場せず、天界に登って神の宮殿を見る役はケートに、
宮殿や宝剣を作る役割は工芸神のものになっている。
ピスヌカーという名は明らかに工芸神ヴィシュヴァカルマンに由来しており、
ピスヌカーは工芸神の擬人化であろう。

【コメント】
現実に存在するプリヤカーンの由来を神話化したのが、王朝年代記のプリヤカーンだが、
この剣は更にそれとは似て非なる剣ということ。偽物の偽物。
いや、王朝年代記は民間伝承から作られているだろうから、こっちの方がオリジナルに近いのかな?
適正クラスは特にないが剣持ってるからセイバーに。
最終更新:2020年03月25日 21:33