【元ネタ】史実
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】サッファーフ
【性別】男性
【身長・体重】173cm・68kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷C 魔力B 幸運A 宝具B
【クラス別スキル】
気配遮断:D
サーヴァントとしての気配を絶つ。隠密行動に適している。
【固有スキル】
カリスマ:B
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。
預言者の徴:B
『黄色の書』での神格化に利用された、預言者ムハンマドと同じ身体的特徴。
自身に忠誠を誓った者に対し、一度だけ令呪相当の命令を下すことができる。
【宝具】
『黄色の書(サヒーファ・サフラー)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
アッバース革命における出来事と正統なカリフになるべき者が正確に予言されていた――としてサッファーフの神格化に利用された書物。
自身が関わる範囲内において、未来の出来事を確定させることができる。
ただし、大きく運命を捻じ曲げることは不可能。
(具体的には60%以上の成功率の判定を必ず成功させ、40%未満の成功率の判定を必ず失敗させることができる)
幸運(LUC)での対抗判定に成功した場合、この宝具の効力は無効化される。
【解説】
アッバース朝の初代カリフ(指導者)。
通称はアブー・アル=アッバース。
任務に忠実で他者に信頼を置ける寛大な君主と評価される一方、シーア派を利用し尽くした後に弾圧に走るなど政治家としての酷薄さもあった。
兄イブラーヒームに従ってアッバース革命を戦い、
イブラーヒームの死後、
アブー・ムスリムら有力者の支持を得て、アッバース朝の初代カリフに就任し『サッファーフ』を名乗る。
以後、カリフとしてウマイヤ朝と戦う。
ザーブ川の戦いでは、叔父のアブドゥッラーに対し「マルワーン二世を撃破したのなら後継者に指名する」と約束した事が生きたのか、
大勝を収め、マルワーン二世を敗死させることに成功した。
これによりアッバース朝のシリア支配は確定的なものとなる。
以後はウマイヤ朝の残党狩りを推し進める一方、味方だったシーア派の弾圧や危険な家臣の粛清を行い、中央集権化を推し進めた。
その一方で、地方で大権を握り中央集権化の邪魔になる功臣アブー・ムスリムに対しては、過去の忠義と功績を鑑みて粛清しなかった。
異母兄アブー・ジャアファルはサッファーフの躊躇に対し「神かけて、朝餉に奴を喰らわねば、お前が夕餉に成りはてるぞ!」と警告したという。
また、北方の領土はしばしばビザンツ帝国の攻撃を受けているなど、アッバース朝はまだまだ不安定だった。
こうした内憂外患を抱える中、天然痘に罹患し、そのまま病没する。
後継者には異母兄アブー・ジャアファルを指名していたが、叔父アブドゥッラーは過去の約束の報酬としてカリフの地位を要求し、
かくて異母兄と叔父の間で後継者争いが行われることとなった。
最終更新:2020年03月26日 22:16