【元ネタ】室町時代
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】飯篠長威斉家直
【性別】男性
【身長・体重】160cm・48kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷B+ 魔力C 幸運C 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
【固有スキル】
武芸百般:A
多岐にわたり培われた戦闘技術により、あらゆる戦闘状態に対応することが可能。
空中戦や水中戦と言った尋常ならざる戦闘や、未知・未経験の状況にさえ、培われた技術と経験を駆使することで即座に対応してみせる。
忍術:B
忍者たちが使用する諜報技術、戦闘術、窃盗術、拷問術などの総称。
各流派によって系統が異なる。長威斉の場合は天真正伝香取神道流における忍術。
風水術:B-
東洋に伝わる地相術(ジオマンシー)の一種。
霊脈を流れる力を利用して神秘を為すが、その働きは緩やかなものとなる。
長威斉のそれは天真正伝香取神道流における風水術であり、古代中国の本式とは異なる。
熊笹の教え:-
対人魔技。最大補足・1人(自身)
武術の根幹――すなわち体捌きが人知を超えた領域に到達したもの。
弟子たちの誰も引き継げなかった、飯篠長威斉家直だけが有する絶技。
重心ではなく、自身の五体にかけられる重力の強さ・ベクトルを、体捌きのみで自在に操る。
古今東西、武術の真髄は自重を如何に運動エネルギーに転用するかにあり、
それを自在とするこの絶技がどれだけ戦闘に影響を与えるかは、論を俟たない。
――曰く、武芸者に挑まれた長威斉は、熊笹の葉の上に蓆を敷き、その上に乗ってみせた。
その超絶の技を見た武芸者は彼我の力の差を悟り、戦わずして負けを認めたという。
【宝具】
『兵法は平法なり(ひょうほうはへいほうなり)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:1人
天真正伝香取神道流の理念、すなわち「兵法は平和の法である」という信念を形とする宝具。
戦う前に彼我の力量を悟らせ、相手の命を奪わずして勝つ事こそ最上とする理念が宝具化したもの。
剣気、神気によって対象の精神にダメージを与え、相手の精神が屈した時点で強制的に敗走させる。
また、自身が精神干渉を受けた場合、戦闘系スキルでの対抗判定を行うことができる。
【解説】
室町時代中期から後期にかけての武将、剣豪。
天真正伝香取神道流の創始者で「日本兵法中興の祖」ともいう。
はじめ千葉氏に仕え、幼少の頃より刀槍に優れ幾たびの戦で手柄を立て一度も敗れた事がなかったという。
しかし千葉宗家が家臣の裏切りによって断絶したのを切っ掛けに、武士として生きることにむなしさを覚え、
香取神宮の奥の宮に近い梅木山に篭り、剣術修行に励んだ。
修行の最中、経津主神の「汝、後に天下剣客の師とならん」との啓示を受け、一冊の神書を授けられたという。
そうして『天真正(経津主神の事)伝香取神道流』を名乗り、それまで決まった「型」の無かった日本武術界に「型」を導入。
百般に亘る武道の原型を体系化した。
天真正伝香取神道流は後世に隆盛した諸流派の源流となっており、
剣聖とも評される
塚原卜伝や上泉信綱の剣術も、飯篠長威斉家直の教えが流れたものと言える。
その理念の根底は「不殺」にあり、兵法はすなわち平和の法であると説いた。
すなわち、戦わず、傷つけずして相手に負けを悟らせる事こそが最上の兵法であり、
これを押し拡げることが世界を平和にする道である、と。
そのために心身の鍛錬を以ってして自身を完成された人間に近づけなければならない、と。
その思想から、長威斉は武士から庶民まで広く天真正伝香取神道流を教えたという。
最終更新:2020年03月26日 22:35