トゥグリル・ベク

【元ネタ】史実
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】トゥグリル・ベク
【性別】男性
【身長・体重】185cm・87kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力B 耐久A- 敏捷A 魔力C 幸運B 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

単独行動:A
 マスター不在でも行動できる。
 ただし宝具の使用などの膨大な魔力を必要とする場合はマスターのバックアップが必要。

【固有スキル】
騎乗:A
 幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。

信仰の加護:A
 一つの宗教観に殉じた者のみが持つスキル。
 加護とはいうが、最高存在からの恩恵はない。
 あるのは信心から生まれる、自己の精神・肉体の絶対性のみである。

解放のカリスマ:B
 武辺者の域だけに収まらない文治能力。
 計算があろうと、ガズナ朝の暴虐に耐えてきた民衆、特にトルコ系民族にとって、
 トゥグリル・ベクは間違いなく解放王と呼ぶにふさわしい王であった。

星の侵食:C-
 後天的に付与された“星の紋章”、「空から落ちた巨いなる何か」による全身の浸食。
 紋章同様、身体強化と直感を発揮できるが、脳に負荷がかかるため、使いすぎると多量の鼻血を流す。
 侵食を受け入れれば負荷そのものがなくなるが、アーチャーはその信心ゆえに是なる因子に身を委ねるを良しとしていない。

【宝具】
『武鷹駆ける新星爆発(トゥグリル・パルサー・アンチヴォイド)』
ランク:A- 種別:対軍宝具 レンジ:1~100 最大捕捉:100人
 超新星の輝きを放つ光の帯を、セルジューク伝来の弓に番えて放つ。
 放たれた矢は星の輝きを放ち、周囲を巻き込んで大爆発を引き起こし、破壊をもたらす光の帯を降り注がせる。
 回教由来ならざる星の輝きと、本人の信心との相性の悪さから、真名解放後は侵食が加速し、
 さらなる脳への負荷がアーチャーを襲う。

【解説】
 セルジューク朝の初代スルターン。
 その名は「鷹の君主」を意味し、テュルク系民族の解放者として知られる。
 キルギスからブハラ方面のテュルク系遊牧民族の有力者セルジューク(セルチュク)の孫として990~993年の間に生を受ける。
 父を非ムスリムとの戦いで失うと、兄チャグリーとともに部衆をまとめる族長となり、セルジューク族を名乗り始める。
 1025年にカラハン、ガズナとの戦線で伯父アルスラーン・イスラーイールがガズナの征服王マフムードの軍に捕虜となった折には、
 兄と協力して伯父の身柄を奪還する作戦・交渉を行い、30年にマフムードが没するとそのことを口実にガズナを盛んに攻めた。
 ガズナに対する外征成功を背景に、38年にセルジューク王朝を創設。
 直後の40年のダンダーナカーンの戦いでは、ガズナの西方領土のほとんどを切り取る大勝利をおさめている。
 1055年にはシーア派のブワイフ朝を事実上滅ぼし、バグダードに入城。
 アッバース朝カリフからスルターンの称号を認められる。
 (先述のマフムードも、トゥグリルに先駆けてスルターンを名乗っているが、トゥグリルが最初とされる傾向がある)。
 武人としての顔だけに留まらぬ、文治能力によりセルジュークの内政を富ませ、帝国へと押し上げたが1063年に死去。
 死の数か月前から鼻血が止まらなくなる症状に侵されていたと伝えられる。
 死後、チャグリーの子で甥にあたるアルプ・アルスラーンが跡を継いだ。
最終更新:2020年03月26日 22:39