【元ネタ】史実
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】ジェルジ・カストリオティ
【性別】男性
【身長・体重】208cm・99kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷C 魔力D 幸運D 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
騎乗:C
騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、
野獣ランクの獣は乗りこなせない。
【固有スキル】
カリスマ:B
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
Bランクは、一国の指導者でない者としては破格であると言える。
軍略:C
一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。
【宝具】
『護傑は屈せず(スカンデルベグ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人
ジェルジ・カストリオティが相性の良い剣を作るため、材料集めから完成までの全工程に立ち会ったという剣。
敵と相対した時、ジェルジ・カストリオティのステータスで相手より劣っている部分があった場合、その部分のステータスを1ランク上昇させる。
ただし、魔力・宝具は除く。
乱戦の場合、複数人が対象となるが上昇するのは1ランクまで。
この宝具はジェルジ・カストリオティの魔力と極限まで同調している為、ほとんど魔力を消費せずに使用できる。
【解説】
オスマン帝国に対して反旗を翻した、アルバニアの民族的英雄。
スカンデルベグとは、アレクサンダー大王にちなんで付けられた名である。
彼の父がオスマン帝国に臣従したので、イスラムに改宗させられスルタンに仕えることとなる。
オスマン帝国の将軍として功績をあげ、北部アルバニアの、元々父の領土であった地方に封じられる。
オスマン朝からはかなり信頼されていたようだが、その信頼は裏切られることとなる。
表向きはオスマン帝国の将軍であったが、アルバニアの統治をはじめてすぐの時期から周囲の豪族たちやヴェネツィア、ナポリなどに根回しを行い蜂起の下準備を始めていた。
1443年、スカンデルベグはオスマン軍を離脱、イスラムからキリスト教に再改宗し、オスマン帝国に対し独立を宣言。
即座に差し向けられた三万の兵を六千で破る。
その後も連年やってくるオスマン軍をスカンデルベグはゲリラ戦法で撃破し続ける。
しかしアルバニアにとって状況は好転しない。
対オスマンの主力であったハンガリーが破れ、コンスタンティノープルも落城しビザンツ帝国が滅亡する。
スカンデルベグはオスマンに対し攻勢に出ようとしたが、副将や甥の寝返りにより大敗し兵は半減する。
大打撃であった。しかしその後もオスマン軍を打ち破り、一時の和平を結ぶことに成功する。
オスマン帝国にとっては恐るべき男であったのだ。その後、休戦が終わり幾度か進入してきたオスマン軍をことごとく撃退するも、戦略的状況は不利になる一方であった。ほぼ孤立無援の状況である。
1466年、ビザンツを滅ぼしたスルタン「征服者」
メフメト二世が16万の兵を率いてアルバニアに遠征してくる。
ここに至り窮したスカンデルベグは自らローマに渡って援軍を乞うが断られる。
絶望したスカンデルベグは「まずローマと戦うべきであった」という言葉を残しアルバニアに戻った。
援軍の可能性もなくなったアルバニア軍であったが、五倍のオスマン帝国軍に大勝利を収める。
その後夏になって再びメフメト二世がやってくるがそれもしのぎ切った。
その後体制再編成の会議のためアルバニア諸侯を召集するが、会議が始まる前に病没。訃報を聞いたメフメト二世は驚喜したという。
彼の死後およそ十年でアルバニアはオスマン帝国の占領下となる。
現在アルバニアの首都ティラナの中央にはスカンデルベグ広場があり、彼の像が立っている。
ZEROのイスカンダルのような、かっこいいおっさんのイメージ。
名前もイスカンダルから採られてるし。
最終更新:2016年09月22日 18:56