【元ネタ】
シャルルマーニュ伝説など
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】ユオン・ド・ボルドー
【性別】男性
【身長・体重】174cm・69kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷C 魔力C 幸運A 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
騎乗:C
騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、
野獣ランクの獣は乗りこなせない。
【固有スキル】
心眼(偽):C
視覚妨害による補正への耐性。
第六感による危険回避。
精霊の加護:A+
妖精王
オベロンの助力により、危機的な局面において優先的に幸運を呼び寄せる能力。
ユオンがキリスト教徒として恥ずべき行いをしていない限り、発動する。
話術:E
言論によって人の思考を誘導する技術。
対象がユオンに好意を抱いている場合に限り、
交渉や改宗などに有利な補正が与えられる。
【宝具】
『栄誉たれ我が武勲(シャンソン・ド・ジェスト)』
ランク:C~A 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人
中世欧州で勃興した
騎士道の概念、そしてユオンの意志を具現化した、剣の宝具。通常時はCランク宝具として扱われる。
一対一の決闘、貴婦人の守護、主人への忠義など、騎士道に照らし合わせて“善”とされる行為をユオンが行っている場合、
この宝具のランクは上昇し、それに比例して命中率や攻撃力、クリティカル発生率などが向上する。
また、攻撃対象が上記の価値観から“悪”と判断される行為を行った、または「混沌」や「悪」属性を有している場合、同様の効果が得られる。
『善以て満ちる施杯(コンセクレイティド・カップ)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:0~4 最大捕捉:1人
妖精王オベロンから贈られた杯。善良な人が触れるとワインや食料を出すという。ユオン以外の人間やサーヴァントでも使用可能。
この杯を手に取った人物の魔術回路と一時的に同化し、レンジ内の大気に含まれる魔力(マナ)を体内魔力(オド)に最適効率で変換する。
ただし、この宝具は“教会”の魔術基盤を元に構築されている為、その基盤から外れる魔術師には効果が薄く、場合によっては効果発動すらしない。
この宝具により、ユオンは「マスターからの供給」「魂喰い」以外の魔力確保手段を得られる。
『悪悉く踊り続けよ(ダンサブル・
ホーン)』
ランク:C- 種別:対人宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:1人
妖精王オベロンから贈られた角笛。穏やかに吹くと、その音色を聞いた人を踊らせる事ができるという。
魔力を込めて吹き鳴らした場合、この角笛の音色を聞いた者に「強制的に踊らせる」精神干渉を行う。
持続時間は込める魔力量によっても変わるが、聞いた者の対魔力にも左右される。
本来は踊らせた人々によって“妖精の輪”を構築し、オベロン率いる軍勢を召喚する為の宝具だが、その能力は失われている。
【解説】
シャルルマーニュ伝説に登場する騎士。出番は物語の後半からとなる。
ギエンヌ公爵である父を亡くした為にボルドーで暮らしていたのだが、シャルルマーニュの息子である王子シャルロがそのギエンヌ領を狙っていた。
シャルロは、まだ幼く武装すらしていないユオンの弟を襲撃して怪我を負わせるが、それを知ったユオンは激怒し、シャルロを殺害してしまう。
息子を殺されたシャルルマーニュは、ユオンの叔父らのとりなしも空しく以下のような難題を出してきた。
「スルタンの宮廷に行き、彼の食事中に姿を見せ、その近くにいる最も身分のある客を殺せ。そして、スルタンの娘に3度キスをし、貢物としてスルタンのあごひげ一掴みと、歯を4本持って来るように」
これらを達成できれば許すというが、いずれも実現不可能と思われるものばかりであり、シャルルマーニュの怒りは全く収まっていなかった。
この条件を受け入れて旅立ったユオンは、妖精王オベロンの助力もあって順調に進むが、スルタンの宮殿に入るとき、自分はイスラム教徒であると偽ってしまう。
後悔したユオンは後にはキリスト教徒であると名乗り直すが、それ故に窮地に陥り、さらにキリスト教徒として恥ずべき行い(=異教徒の振りをする)をした為、角笛を吹いてもオベロンの援軍は現れず、監禁されてしまう。
しかし、恋仲となったスルタンの娘クラムリンダの助力といくつかの幸運が重なって、監禁から抜け出し逃亡を成功させ、さらにシャルルマーニュが出したすべての条件を達成し、ユオンは帰国する事に成功する。
シャルルマーニュと和解したユオンの隣には、美しき花嫁クラムリンダの姿もあった。
最終更新:2016年09月23日 13:40