アンドレアス・プロコプ

【元ネタ】史実
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】アンドレアス・プロコプ
【性別】男性
【身長・体重】171cm・64kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷E 魔力C 幸運D 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

単独行動:C
 マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
 ランクCならば、マスターを失っても一日間現界可能。

【固有スキル】
カリスマ:C
 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
 カリスマは稀有な才能で、一軍団の長としてはCランクで十分と言える。

軍略:C
 一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
 自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合にやや有利な補正が与えられる。

勝利の賛美歌:A
 フス派軍の象徴たる賛美歌。
 プロコプの宝具と対峙した者の士気を激減させる。
 対精神干渉系のスキルで回避可能。

洗礼詠唱:D
 キリスト教における“神の教え”を基盤とする魔術。
 その特性上、霊的・魔的なモノに対しては絶大な威力を持つ。

【宝具】
『偉大なる遠征(スパニレー・イーズディ)』
ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:1~15 最大捕捉:1000人
 プロコプが率いた軍勢の再現。
 真名を解放すると、プロコプと彼の友軍を囲むような形で、鉄板を打ち付けた馬車による防壁が展開される。
 展開する防壁の範囲はレンジ内であれば任意に決定でき、また、特に物理攻撃に対して強い耐性を持っている。
 この防壁は、至近距離にまで近づいた敵に対して自動で銃による反撃を加える、攻性防壁として機能する。

【Weapon】
『無銘・銃』
 プロコプの軍勢が使用する銃。
 ピストルの原型に当たるもので、引き金などはなく、直接火種を差し込む事で射撃を行う。
 射程も短く威力も低い為、敵にダメージを与えるには十分に引き付ける必要がある。

【解説】
 15世紀初頭、ボヘミア出身の聖職者――ヤン・フスが、腐敗したカトリック教会を批判し、宗教運動に着手した。
 しかし、当時のカトリック教会はフスを異端として破門処分とし、有罪を宣告されたフスは火刑にに処された。
 フスに共感していたボヘミアの人々は憤激し、フスの死から4年後の1419年にボヘミア王国の首都プラハの市政を掌握。自らを「フス派」と称した。
 プラハ奪回を掲げるボヘミア王にして神聖ローマ皇帝たるジギスムントは教皇に働きかけ、異端撲滅十字軍を結成させる。
 総勢8万の十字軍に対し、プラハに立てこもるのは少数の下級貴族と市民と農民の混成軍数千人。誰もが十字軍の勝利を疑わなかった。
 その圧倒的な劣勢を、混成軍を率いる傭兵隊長、ヤン・ジシュカが覆した。
 鉄板を貼り付けた荷車をバリケードとしてロングボウを防ぎ、騎士の突撃を止め、その隙間から銃身掃除班と銃弾装填班に支えられた射撃実行班が銃撃を行い、敵軍を散々に打ち破ったのである。
 この“奇跡”を始まりとして、ボヘミア国内のカトリック諸侯や異端十字軍、フス派内部との内戦にも勝利したヤン・ジシュカは「フス派全軍司令官」の称号を得るが、元々高齢であった彼は程なくして病死してしまう。
 ジシュカの死を悼んで「孤児団」を名乗ったフス派の後継者に選ばれたのが、聖職者出身のアンドレアス・プロコプであった。
 教皇とボヘミア王からの譲歩を引き出す為には大きな軍事的成果が必要と考えたプロコプは「孤児団」を率いて、周辺諸国への遠征を行う事を決意する。
 後世の歴史家から“早すぎた近代軍”とまで称された「孤児団」に当時の十字軍や貴族諸侯は敵わず、「孤児団」は勝利を重ね続けた。
 1431年のドマジュリツェの戦いでは兵力分散の隙を突かれて窮地に陥るが、「孤児団」が賛美歌「汝、神の戦士たれ」を歌い始めた途端に、
 恐慌状態に陥った十字軍兵士らが次々に逃げ出し、従軍していた枢機卿すら勅書を投げ捨ててそれに続いたとされる。
 しかし、皮肉にも勝利を重ねすぎたが故にフス派軍はプロコプの統制を外れ、内部分裂を始める。
 プロコプは軍事的勝利を政治的成果に繋げる事ができないまま、戦友に裏切られ、最初で最後の敗戦において戦死した。
最終更新:2016年09月23日 13:55