マクシミリアン1世

【元ネタ】史実
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】マクシミリアン1世
【性別】男性
【身長・体重】187m・78kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷D 魔力E 幸運A 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:E
 魔術に対する守り。
 無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。

単独行動:C
 マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
 ランクCならば、マスターを失ってから一日間現界可能。

【固有スキル】
黄金律:B
 身体の黄金比ではなく、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。
 大富豪でもやっていける金ピカぶりだが、自分自身の努力も必要。

カリスマ:B
 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
 カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える

軍略:D
 一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
 自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。

芸術審美:D
 芸術作品、美術品への深い造詣。
 芸能面における逸話を持つ宝具を目にした場合、やや低い確率で真名を看破することができる。

皇帝特権:C
 本来持ち得ないスキルも、本人が主張する事で短期間だけ獲得できる。
 該当するスキルは騎乗、剣術、芸術、カリスマ、軍略、等。

【宝具】
『我が真名の起源を知れ(マクシムス=アエミリアヌス)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
 “ローマの盾”ファビウス・マクシムスと“カルタゴの破壊者”スキピオ・アエミリアヌスに由来する、マクシミリアン1世の真名に込められた加護。
 攻撃対象の防御判定にペナルティを与え、逆に自身が行う防御判定に有利なボーナスを得る。
 また、相手の攻撃に付与された即死効果や生死判定、状態異常への抵抗などにも同様の効果を得る。

『贋作傭兵(ランツクネヒト)』
ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:300人
 スイス傭兵を真似て編制されたドイツ傭兵の再現。槍や剣や弩、銃や大砲で武装した歩兵集団。
 周囲の霊的存在に魔力を分け与える事で指揮下に置き、自身の軍勢として統率する。
 軍勢の数、実体化が可能な時間、装備する武器の数や種類などは分け与える魔力量に左右される。
 また、霊的存在に働きかけずに魔力のみを消費して武装を実体化させ、マクシミリアン1世自身が扱うこともできる。

【Weapon】
『無銘・大砲』
 宝具『贋作傭兵』によって実体化される武装の一つ。
 マクシミリアン1世は、自ら大砲を撃つことを好んだとされる。

【解説】
 ハプスブルク家出身の神聖ローマ皇帝。武勇に秀で、芸術を愛し、騎士道精神に溢れていたことから“中世最後の騎士”と呼ばれる。
 神聖ローマ皇帝に選出される以前にブルゴーニュ公国の支配を巡ってフランスと武力衝突した際、スイス傭兵を確保できなかった為にドイツ領内から傭兵を募り、スイス傭兵式訓練を施した彼らを率いて勝利した。
 この勝利によってハプスブルク家はブルゴーニュ公国領であったフランドルの支配権を得るが、このフランスとハプスブルク家の対立は後々まで続くこととなる。
 1493年に神聖ローマ皇帝に選出されるが、ローマでの戴冠はヴェネツィア共和国に反対された為、トリエントで帝位についた。これにより、彼はローマで戴冠しなかった最初の神聖ローマ皇帝となる。
 統治においては裁判所や銀行や郵便局制度の整備を行い、永久ラント平和令や帝国議会の設置といった内政改革を行い、帝国諸侯のとりまとめに苦心した。
 しかしながら、彼の統治において世界帝国たるべき神聖ローマ帝国は“ドイツ国民の”帝国となり、中央集権的国家ではなく領邦国家の連合としての道を歩み始める。
 こうして神聖ローマ帝国が弱体化する一方、婚姻を通じてスペインやボヘミアを手に入れたオーストリア=ハプスブルク家は隆盛を極めることとなった。
 貴族階級出身でありながら、一時的にではあるが歩兵の戦列に加わって戦って兵を鼓舞したり、上流階級の教養語であるラテン語以外にも領土内の様々な言語を学び、民衆と同じ言葉を話した。
 これらに加え、勇敢で正直、公平かつ大らかな性格も相まって民衆の評判は非常に高かったといわれる。
 ただし、そんな彼も挑発を繰り返してきたフランスに激怒して宣戦布告を行ったり、あるいはバイエルン継承戦争においては自ら巨砲を操って敵城を破壊していたりもする。
最終更新:2016年09月24日 12:44