ルパート・オブ・ザ・ライン

【元ネタ】史実
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】ルパート・オブ・ザ・ライン
【性別】男性
【身長・体重】176m・68kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷D 魔力D 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:E
 魔術に対する守り。
 無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。

騎乗:C
 騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 野獣ランクの獣は乗りこなせない。

【固有スキル】
軍略:D
 一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
 自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。

勇猛:C
 威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。
 また、格闘ダメージを向上させる効果もある。

【宝具】
『偶像魔獣・白犬少将(ボーイ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:2~20 最大捕捉:1人
 ルパートに付き従った白色の狩猟犬。人々の幻想を仮託された擬似魔獣。
 その実態は、対峙した相手の精神を映し出す鏡像。人の恐怖の具現化。
 すなわち、敵手が「この魔獣は不死身ではないか」と考えたのならば、自己再生や復元呪詛などのスキルを獲得して限りなく不死に近い存在となり、
 「この魔獣にできない事はない」と恐れられたのならば、敵手が想像する限り、魔力が許す限りのスキルを獲得する。
 反面、敵手がこの魔獣を全く恐れない場合は、魔獣から零落し、すべてのスキルを剥奪される事になる。
 召喚された時点で獲得しているスキルは、魔術、言語理解黄金律、未来視、復元呪詛など。

【Weapon】
『無銘・馬』
 騎兵隊の指揮官たるルパートが騎乗する馬。
 名馬ではあるが、それ以上の存在ではない。

【解説】
 イングランド内戦における王党派の中心的人物。英国王ジョージ1世の伯父に当たる。
 プファルツ選帝侯フリードリヒ5世と、スコットランド王ジェームズ1世の娘エリザベス・ステュアートの間に生まれる。
 父フリードリヒ5世がボヘミア王位についていた時期にプラハで生まれるが、宗教対立の結果、父は王位を追われてしまう。
 さらには本領のプファルツ選帝侯領も侵攻を受けた為、少年期は亡命先のオランダ共和国で育った。
 若くして軍人となったルパートは大伯父に当たるオランダ総督フレデリック・ヘンドリック(軍事改革者マウリッツの異母兄)の下、八十年戦争に参戦した。
 1642年に勃発したイングランド内戦においては、母方の叔父チャールズ1世に仕え、国王軍騎兵隊の指揮を執った。
 戦果を挙げて国王から信頼を得たルパートはカンバーランド公に叙され、その勇猛さから「気狂い騎士」と呼ばれた。
 これらの活躍から敵対する議会派からの激しい中傷の対象となり、戦場に連れていった飼い犬のボーイまで「悪魔の化身」「魔女の使い魔」と罵られた。
 イングランド内戦は議会派の勝利に終わり、ルパートもイングランド国外への亡命を余儀なくされるも、後に王政復古が成ると再びイングランドへと渡った。
 以後は騎兵を率いる事はなくなったが、英蘭戦争においては海軍の指揮を執り、北米大陸における毛皮交易を行うハドソン湾会社の初代総督も務めた。
 ハドソン湾会社は所有する私有地に、初代総督にちなんで「ルパート・ランド」と名付け、この名称は現在はカナダ聖公会の教区名やマニトバ州主教管区名として残っている。
最終更新:2016年09月24日 13:03