【元ネタ】史実
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】アウグスト2世モツヌィ
【性別】男性
【身長・体重】176m・89kg
【属性】混沌・狂
【ステータス】筋力B 耐久D 敏捷E 魔力D 幸運B 宝具C
【クラス別スキル】
狂化:E
筋力のパラメーターをランクアップさせるが、複雑な思考が難しくなる。
【固有スキル】
戦闘続行:C
豊富な生命力。
瀕死の傷でも戦闘を可能とし、死に難い。
芸術審美:E(C)
芸術作品、美術品への執着心。
芸能面における逸話を持つ宝具を目にした場合、低い確率で真名を看破することができる。
現在はクラス能力により狂化している為、ランクダウンしている。
【Weapon】
『無銘・鎧』
アウグスト2世がポーランド王室から着服した美術品のひとつ。ポーランド王ヤン3世ソビェツキの鎧。
芸術審美スキルによる真名看破を混乱させる効果を持つ。
【宝具】
『虚実皮膜の狂宴舞踏(ドレスデナー・フェスト)』
ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:0~50 最大捕捉:500人
アウグスト2世の祝祭好きな性格と、カトリックに改宗しながらもプロテスタント諸侯会議の議長を務め続けた逸話をミックスし、誇張した宝具。
彼が富を投げ打って建設したバロック様式の美しい宮殿を魔力によって形成・再現する、固有結界とは似て非なる大魔術。
この宝具の内部では、敵味方の区別など些細な事、取るに足らぬものとされ、その境目が曖昧な状態に置かれる。
これにより、味方に対してのみ発動する宝具にアウグスト2世を含めてしまったり、あるいは自軍への誤攻撃が頻発する。
この特性上、
カリスマや軍略といったスキルも事実上封印される事になる。
『艶福強健(デァ・シュタルク=モツヌィ)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
並外れた精力を持ち、多くの庶子を作ったアウグスト2世の生涯の象徴。
アウグスト2世の霊核が破壊され、現界が不可能になった時に自動で発動。自らの魂を細分化して周囲に飛散させる。
この分断した魂は生命に対する概念武装となり、生物と接触すると同時に寄生を行う。
アウグスト2世の魂魄の重みが、寄生先の生物の魂魄を上回った場合、寄生された生物はアウグスト2世の“子孫”として変質する。
“子孫”となった者はアウグスト2世と同じ属性を持つ擬似サーヴァントとして扱われ、十分な魔力を保有したならば、スキルや宝具の再現まで行う。
なお、この宝具の隠された能力として、アウグスト2世が行う生殖行為における避妊を無効化し、妊娠の確率をほぼ100%にする能力も持つ。
【解説】
ポーランド・リトアニア共和国国王にしてザクセン選帝侯。素手で蹄鉄をへし折る程の怪力を誇り、“強健王”“鉄腕王”“ザクセンのヘラクレス”と呼ばれた。
当時のポーランドはリトアニアとの連合国家であり、同国貴族が選挙により王を選出するという政治体制を採っていた。
国王選挙に出るにはカトリック教徒である必要があった為、アウグスト2世はカトリックに改宗。
当時、ザクセンはプロテスタント諸侯の代表的存在であり、「宗教改革の守護者」と呼ばれる国家であった為、この改宗は世間を驚愕させた。
国王選挙では敗北するものの、彼はポーランドに入国して戴冠式を強行し、即位の既成事実を作り、強引にポーランド王となった。
ポーランド王となったアウグスト2世は王位の世襲化を目論むが、逆に大北方戦争の敗戦によって王位を追われる事となる。
ロシアの支援によってポーランド王位の奪還には成功するが、敗戦によって弱体化したポーランドはロシアの保護国として扱われるようになる。
領土的野心を放棄せざるをえなくなったアウグスト2世は内政改革や経済再建に取り組むが、これも国内外からの反発や妨害によって実現しなかった。
このように政治家としての力量は乏しかったが、芸術と建築のパトロンとして、また、芸術作品の収集家としては有名であった。
ドレスデンとワルシャワに豪華な宮殿を建築し、ヨーロッパ中から芸術家をザクセン宮廷に招聘。
彼の統治により、ザクセンはヨーロッパにおける芸術文化と科学技術の中心地として発展していく事となる。
また、彼は精力絶倫な人物としても知られ、多くの愛人を持っていた。同時代人の証言によれば、庶子は400人弱いるとされる。
彼の庶子の一人は、後にフランス最高司令官たる大元帥にまで上り詰めたモーリス・ド・サックスである。
クラス能力によって理性の一部を剥奪された状態の彼が女性サーヴァントに勝利するか女性の敵マスターを捕らえたならば、実にエロゲ的な活躍を見せてくれるだろう。
【元ネタ】史実
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】アウグスト強王
【性別】男性
【身長・体重】176cm・77kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷E 魔力E 幸運A 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:E
魔術に対する守り。無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
【固有スキル】
芸術審美:C
芸術作品、美術品への執着心。
芸能面における逸話を持つ宝具を目にした場合、高い確率で真名を看破することができる。
コレクター:B
より品質の良いアイテムを取得する才能。
磁器であるのならレアアイテムすら入手し、自らの都市に産業を興す事さえ行う執念。
本人にしか適用されない為マスターに恩恵はないが、自慢げに見せびらかしてくれる。
【宝具】
『剛堅人馬(デア・シュタルケ)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:0~1 最大捕捉:1人
金色の軍馬。ノイシュタット・マルクト広場にある『黄金の騎馬像』の写し身。
空襲後の瓦礫の中から無傷で発見された騎馬像の逸話により人馬とも鉄壁を誇り、
騎乗中は両者の耐久を一ランク、ACを30向上させる。
『漢土竜壺(ゲシュペンスト・ドラグナー)』
ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:600人
中国産の巨大な壺。
叩き割る事により竜騎兵六百騎の幻影を生じさせ、
幻覚看破に失敗した者に対し本物同等の戦力として行使する事ができる。
ただし、壺を割ってしまったライダーは絶望し一時的な狂乱に陥る。
【Weapon】
『派手派手しい衣装』
ローマ・ドイツ・ポーランド風をミックスした甲冑、金の胸甲、
一面を金糸の花模様で飾りヤマイタチの毛皮で裏打ちした淡青色のビロードのマント、
ローマ風の刀剣、等々。強壮なライダーをして長時間の着用は貧血を起こすほど重い。
【解説】
十七世紀末から十八世紀にかけてのポーランド王アウグスト二世、
ザクセン選帝侯としてはアウグスト一世。
兄ヨハン・ゲオルク四世が愛人にうつされた天然痘で死亡した事でザクセン選帝侯に、
先王ヨハン三世ソビエスキーが死んだ後その後継としてポーランド国王となった。
王となる為に領地不動産を担保に借りた大金を有力者にばら撒いて支持をとりつけ、
またカトリック国の王になる為にあっさりとカトリックへ宗派換えを行ったという。
教養があり、ヘラクレスと称されるほど腕っ節が強くまた精力絶倫、乗馬や射撃に秀で、
冷血で打算的で残虐、しかし別れた愛人やその子供を多くの場合手厚く遇したともいう。
北欧戦争にてスウェーデンに宣戦するも惨敗を続け無条件停戦をし一時王位を失うなど
政治的にはロクなものではなかったが、磁器をはじめとする芸術や建設への耽溺と振興、
その為の重税と浪費はドレスデン経済を活性化させた。良くも悪くも強烈にやらかしては
ドレスデンという街を染め上げた人物。自称錬金術師ボットガーを拘束し、欧州初の磁器
「ボットガー焼き」を作らせ、更には白磁器の製造を成功させマイセン磁器の基礎を築く。
またある時はプロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルム一世の中国磁器コレクションと
精兵六百人を交換し、プロイセンはこの六百人で新たな竜騎兵連隊を作り上げてしまった。
この事から、強王が得た磁器のうち特に巨大な壺は「ドラゴンの壺」と呼ばれたのである。
最終更新:2016年09月24日 13:04